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必要な人に、必要なコンテンツが届く幸せを知っているからこそ


ある知人に勧められた流行っていない音楽と、周りが聴いている流行りの音楽。

私は両方ハマった経験があり、今でもずっと「音楽」というコンテンツに支えられている。

けれど今でもずっと好きな音楽は、前者の「流行っていない音楽」のほう。


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IT業界に転職して約1年、「流行」という言葉にすごく敏感になった。

変化の激しいこの業界は、常に最新の技術に触れて、勉強して、開発していかなければならない。だからこそ何が流行っているかを知ることが、業務に結びついてくる。

いま使っているこの「note」は、自分がやってみたくてアプリをインストールしたけれど、「TikTok」や「Zenly」などは、この業界に転職していなければインストールを拒んでいたと思う。


昔から「流行」にまったく左右されなかった私が、とにかく流行コンテンツを追う行為。

最初はしんどかったけれど、単純に面白いものもあれば、「なぜ流行っているか?」と考えさせられることもあるので、流行は追って損はないと思った。


なので最近、「自分が好きなコンテンツ」と、「流行コンテンツ」について深く考えてしまう。

そして立場を変えて、「自分が好きなコンテンツ」を『発信する』ことと、「流行コンテンツ」を『発信する』ことは、どっちが幸せなのかなあとも考えてしまう。

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冒頭の音楽の話に戻る。

私の好きな音楽は、はっきり言って流行ってはいない。(いわゆる、インディーズバンド。)

勧めたとしても「?」で終わることが多いので、好きな音楽を聞かれることが苦手である。

だけど、たまたま好きな音楽が被った人が現れると、朝まで語り尽くしてしまうほど盛り上がり、次のライブで会う約束ができるほど仲良くなれたりする。

必要な人に、必要なコンテンツが届く幸せを私はよく知っている。

だからこそ「自分が好きなコンテンツ」を『発信する』ことは、流行に怖がらずに発信するべきなんだよな、と思った。

もちろん「流行コンテンツ」に偏見を持っているわけではなく、そもそも「流行コンテンツ」なんて大きな主語でくくるべきではないとは充分承知の上だ。

でもやはり、Z世代と呼ばれる人私たちの世代は、「バズりたい気持ち」に一喜一憂している人を見かける。なかには悪意を持った狙った炎上をさせる人もいる。


自分が好きなコンテンツを振り返ったとき、やっぱり流行よりも、自分に合ったコンテンツがずっと好きだ。

誰でも発信できる時代だからこそ、よりいっそう「バズらない力」を、頭の片隅におくべきだと感じている。

「バズらない力」は決してネガティブなことではなく、「必要な人に、必要なコンテンツが届く」ことだと考えれば、誰でも安心して、楽しく発信ができる気がするのだ。



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