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スーパーのマーケティング部に、もっとDX推進を!

はじめまして。

関西にあるスーパーのマーケティング部に所属して、日々データ管理や分析などを行っているものです。
社内DX推進のために、ちょこっとRPA(Robotic Process Automation)を使って業務改善したりもしています。

そんな感じなので、ふと自身の業務を棚卸してみると、
マーケティング部の業務 60%:DX推進業務 40%
という配分になっていました😲

部内の皆さま申し訳ないです。。。

そこで今回は、自分が所属するマーケティング部のDX化を進めてみよう!と思いたちました。

改めて周りを見回してみると、あまりDX化が進んでないなー🙄ということにも気づきましたので、本格的?に課題解決を考えてみたいと思います。



課題① チラシ情報収集をもっと楽にしたい!


同僚の課題

● どんな課題?
他社さんのチラシ収集のためにHPを検索して画像を入手し、その中の特売情報などをExcelに入力してデータ化するまでを、すべて手動で行っている

● いつどこでおこる?
最近はHP上にチラシデータが掲載されているため、入手は比較的容易にできるが、他社さんのチラシのため、ある程度出るタイミングは分かっていても収集時期は不定期(週1~2回)

● なぜ?
いつどのようなチラシが出るのかが不明なことと、チラシデータは画像なため、目で見て確認しながらExcelに手入力するしか方法がない

● どうする?
APIを使用して、他社さんのチラシがチラシサイトなどに掲載されたタイ ミングで、自動で画像データを取得する
データ化に関しては、画像認識できるGoogle Vision APIなどを使用して自動でデータ化する
データはGoogleスプレッドシートで共有し、さらに「データ化しました」の連絡もLINE Botで自動で行う

● 本当にできる?
まずOCRの精度が不明
チラシサイトのAPIについても、現時点では発見できていないため、実現の難易度はかなり高い


課題② 担当者確認をもっとスムーズにしたい!


同僚の課題

● どんな課題?
チラシに掲載する商品画像や商品情報の最終確認を、各担当バイヤーに依頼をするが、メールでのやりとりのため、どこまで確認が取れているのかが分かりずらい
未確認の商品がある場合は、再メール&「メールを見てください」と電話連絡をしている

● いつどこでおこる?
毎週1回発生

● なぜ?
各部門のバイヤーが、デスクワーク時に各々の担当商品のみ確認をするため、確認のタイミングがバラバラになる
確認済の返信メールを探して、掲載商品のチェックをする作業が手動でしか行えない

● どうする?
商品画像や情報をGoogleスプレッドシートに集約して、依頼メールをLINE Botで送信する
バイヤーはいつでもどこでも確認することができるようになり、また確認済の返信もLINEで行うことで、タイムラグも少なくなりどこまで確認が取れたのかを分かりやすくする
未確認の場合の催促の連絡も、そのままLINEの再送をすれば双方が分かりやすくなる

● 本当にできる?
Googleスプレッドシートに情報を集約する作業が新たに発生するため、どちらが効率が良いかやってみないと分からない


課題③ ECの発注依頼を自動化したい!


同僚の課題

● どんな課題?
ECサイトでお客さまから注文を受けた際、商品手配の依頼メールを手動で行っている

● いつどこでおこる?
受注締切毎に発生

● なぜ?
受注連絡の自動送信メールもあるがメール送信先が複数のため、ECサイトのシステム的に設定できない
RPAによる自動メール転送も検討したが、発注漏れがないように100%確実な動作が求められるため、作成が困難

● どうする?
ECサイトからの受注連絡メールをGmailに送信し、新着メールが届くとGoogleスプレッドシートに転記して、所定のアドレスにメールを転送する

● 本当にできる?
添付する発注書の作成も必要なため、RPAとの組み合わせが必要


課題④ 売上をいつでもどこでも確認したい!


自分の課題

● どんな課題?
店長が今の時点の売上を確認したいと思ったら、事務所の中のPCから専用のシステムにアクセスをしないと売上確認ができない

● いつどこでおこる?
店内の様子やお客さまの動向を見ながら売上が気になった時や、ライバル店を偵察するために外出した時など

● なぜ?
データ確認は事務所で行うという慣習ができてしまっている
社内DX推進により、すでに仕組みはできつつあるが、今の仕組みでは全店に適用することが難しい

● どうする?
今ある、システムから売上データを取得する仕組みを利用して、Googleスプレッドシートにいったん全店分を保存し、そこからLINE Botで自動返答できるようにする

● 本当にできる?
今の仕組みは、RPAを利用して自動で売上データを取得しているが、全店分の繰り返し作業になるため、時間がかかり過ぎることが予想される


おまけ 課題⑤ SNSをもっと分析したい!


同僚の課題

● どんな課題?
Instagramで発信はしているが、コメントやハッシュタグ投稿の分析ができていないため、毎回同じような発信になってしまっている

● いつどこでおこる?
コメントしていただいた時や、ハッシュタグキャンペーンを実施した際など

● なぜ?
コメント閲覧やハッシュタグ検索をすべて手動で行っている
コメントが徐々に増えてきていることに比例して、担当者の作業量も増えている

● どうする?
Instagram分析の無料ツールがたくさんあるので、すぐ自動化できそう…?

● 本当にできる?
感情分析についてはハードルが高そう


まとめ


「マーケティング部に」と言いながら、自分のDX推進の課題も入れてしまいましたが😓、まだまだ手作業でやっていてたいへん!という業務がいっぱいあるということを改めて知りました。
他に思いつくものは、契約書(PDF)とデータの照合や、紙の請求書発行・・・などなど。

自身はデータ取扱いの業務が多いので、効率化のためのDXへの取組みが比較的やりやすいのですが、本当にDX化が必要なのは、目で見てチェックするというような必要不可欠な人での業務で、ここをどうするかということが壮大な課題だなと感じました。

ひとまずは、身近なところから解決していければ…

DX推進に携わっている自分が率先してやらなければ!という気持ちがないわけではないですが😅、便利なツールや簡単なやり方を、こんな便利なものがあるよ~ともっと身近な人に教えてあげられるようになりたいな。

まずは所属部署であるマーケティング部から。

コツコツと一歩ずつDX化を推進いたします!


ご覧いただきありがとうございます。

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