見出し画像

【KY42】日銀の利上げ観測の読み方

利上げはほぼ確実

リーク記事が出たので、今日の日銀の政策決定会合で政策金利の利上げは、ほぼ確定的になりました。

日銀 追加の利上げ検討へ 0.25%程度に引き上げる案など議論か

ちなみに、私は利上げを予測していたので、日経とTOPIXのショート・ポジションを取っています。
ただポジション取りが下手なため、大して利益にはならないです。

なので今回は、自慢話ではありません(笑)

そういう話ではなく、今回は投資のアイデアとして、私のような予測の仕方をしていたエコノミストやインフルエンサーがいなかったので、こういう考え方もありますよ、という話をシェアしようと思います。

決して難しいファイナンスや、経済政策についての理解はいりません。

日銀の動きから考える

日銀は、国債の買い入れ額をいくら減らすか、今回の政策決定会合で決める予定です。

分かり切ったことですが、買い入れ額を減少させることは、買わない部分を誰かに引き受けてもらわないといけません。

なので、買い手を探すことになります。
そこで財務省は複数の証券会社に、販促を依頼することとしました。

国債の「海外販促役」 野村やJPモルガンなど指定 財務省

しかしそもそも論なのですが、なぜ販促しないといけないのでしょうか?

端的に、投資の旨味がないからです。
日本の国債の金利が低すぎて、買う気が起きないからです。

それをただ買ってくれでは、証券会社の営業マンもしんどいですよね。

だから日本国債を買ってもらうには、いずれ金利が上がることを、政府を日銀はその姿勢を示さないといけないのです。

で、今回の政策決定会合ですが、日本国債のセールスの大号令をかけるわけですから、金利を少しでも上げないと、売る気あるのって不審に思われますよね。

だから少しでも金利を上げないといけない、ただそれだけのことで、大して難しい話ではありません。

国債を買ってもらいたいなら、国債買い入れの減額と政策金利の利上げは、当然にセットにならないとおかしいのです。

今後の追加利上げの予測

結論だけ言うと、ゆっくりしか利上げできないです。
なぜかというと、いきなり金利を引き上げてしまうと、前に国債を買ってくれた相手に損をさせるからです。

財務省が日本国債を買ってもらいたい相手は、満期保有して欲しい機関投資家になります。
したがって金利を徐々に上げないと、買い控えが起きます。

なので日銀の買い入れ額の減少も、徐々に増やすしかないのです。

そう思うとリーク記事の通り、年内の追加利上げは0.25%ぐらいが、現実的なのかもしれません。

まあ景気動向との兼ね合いもあるので、それぐらいが穏当なとこでしょうね。

今からショートするなら

日本株のショートは、ボラが低いのでレバレッジを掛けないと大きいリターンは狙いにくいです。
そういう意味では、今から日経のショートもありなのか、ちょっと分からないです。

なので、他を見た方がいい気がします
で私がチェックしている銘柄として、米株ですが

Direxion デイリー米国小型株ベア3倍ETF(TZA)

ラッセル2000のインバース3倍のETFです。

今の米国の金利は高すぎますから、9月のFOMCで0.25%下げたところで業績への影響は軽微ですし、大型株から中小型株に大きく資金シフトすることは、あまりないと思います。

最近はダウとラッセル2000が相関的に動いているので、ここら辺がピークのような気がしています。

なお景気後退すれば、大型株より中小型株が売られますし、中小型株の業績への影響の方が大きいので、株価としては大きく下がると想定しています。

まあレバレッジが高いので、少しだけヘッジとしてポートフォリオに組み込むぐらいですね。

私も少しだけ、買ってみました。


投資は自己判断でお願いいたします。

今回はここまで。
また次回よろしくおねがいいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?