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下書きをなくすには。

文章綱渡り状態は、いつかは打破したいと、ずっと思い続けている。

わたしが文章記事を載せるときは、記事の目的がある程度顕在化し、多少まとまって、どうにか分かりやすくなったときである。

どうしても手癖で書いてしまう所為か、記事をボツ&下書き保留にすることが、とにかく多い。だから鋭いものは未だ狙って書けないし、どこかモヤが、かかった雰囲気に仕上がってしまう。

今回はなぜ、途中で断念するのか原因を探ってみる。
記事の下書き率が高いので、そこを観察することで、たぶん解決策が得られる。以下、下書きのカタチ(分類)と、対処&考察に分けてみた。


【下書きのカタチ】

発生する下書きには、3つほどカタチがあると分析する。
A:本当に手探りで、結局意味も見出せず、袋小路に当たってしまったもの。
B:意味自体は複数溜まっているが、目的が定まらないため、まとまらないもの。
C:目的は定まっているが、まとめる手段が見つかっていないもの。


【対処&考察】

A:白紙にする。
中途半端なものは、潔くゼロにすること。どこかで使えるかもしれない、というのは一理あるが、多少割り切らないと前に進めなくなる。
油粘土を適当にこねて、何も浮かばなかったから元に戻す、といったイメージ。

B:2種類の手段がある。
1つ目は記事の目的を絞って絞って、制限する。被写界深度を浅くするイメージ。本当に撮るべき被写体は何なのかを、再度認識しやすくなるのと同じ原理で、記事の着地点が見つかるかもしれない。

2つ目はアイデアノートみたいなものだと、見方を変えておく。発掘した意味自体は、輝く原石である。新しい記事を執筆するときに、部分で役立つかもしれないし、新しい記事の要所になり得ることもある。

C:残しておく。
漫画で例えれば、描きたい方向性は決まっているが、表現方法や言葉、面白いアイデアがまだ思いつかない、そもそも画力が足りない、といったイメージ。
Cは種のようなものである。成長構造がそこには宿っていて、適切なリソースを注ぎ込めば開花する。時間と努力で、いつかは解決できるのである。なお、下書きに消費期限は無いが、賞味期限はピンキリなので、注意しなければならない。

ちなみにCについては、熟成下書きとも言われる。でも、熟成すべきなのは下書きではなく、自分自身なのである。


【自身に向けての解決策】

わたしはAタイプの下書きが多いので、その改善を。何か思うことがあって書き始めるのだが、書き始めた途端に目的のようなものが、徐々に消滅することが多い。手癖で書くと、流れて忘れてしまうのかも?
非常に小さいフレームワーク(2W:何を何故)を使ってでも、その「思うこと」を顕在化しておくことが、問題解決につながるのではと、考える。

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