見出し画像

朝ドラ「はね駒」再放送が面白い件について

全国の朝ドラクラスターを熱狂させた『おしん』の再放送が終わり
「四月から何を楽しみに生きていけば…」orz←最近見なくなったわね。この顔文字。とおしんクラスターを落ち込ませましたが、どうやら『エール』と同じ福島が舞台だということで『はね駒』の再放送が始まりました。

ひゃっほー!!!
いえねー私が『あさが来た!』五代様(ディーン・フジオカ)の初期モデルは『はね駒』のジュリーだよね?と、いくら口をすっぱく呟いても、みんな『はね駒』見たことないんですもの。仕方ないわよねー。


そして始まった四月。
案の上、SNSには「松浪先生(沢田研二)カッコいいわぁ〜なんて素敵♡」な呟きが日に日に増殖してゆく。

フフフ…計画通り(ニチャァ)


【はね駒のいいところ】
・斉藤由貴がめっちやくちゃ可愛い
今でいうところの橋本環奈か北川景子(ってタイプではないけど)とにかく可愛いくてキラキラ輝いている!
まさに国民的美少女(たぬき顔系)という感じ。劇中「めんこい♡めんこい」って台詞がよく出てくるんだけど、イヤー本当にめんこいわ。
 斉藤由貴って当時は女性にも人気があったんだよね。
おそらく由貴ちゃんが高校生の頃、漫研かアニ研部長をやっていて「シャア・アズナブルが好き♡」発言が腐女子(という単語はまだ存在してなかった)界隈にヒットしたんだと…。

ちなみにウチの兄も好きだった。当時オタクを毛嫌いしていた私は(暴力はふるってはいない)オタクにも好かれる斉藤由貴…凄い。けど気の毒〜と思っていました。まぁ、今のアイドルもそんなもんだよねー。


・新之助(益岡徹)がキモい
…けどいい奴。
『はね駒』も飛び飛びにしか見てなかったんですが、おりんの許婚(新之助)がこんなに面白いキャラだとは知らなかった。

昔の少女漫画によく出てくるお金持ちの優しいボンボンって感じ。
ひたすら「おりんちゃん♡めんこい」「はよ、ウチ(越後屋)に嫁においでよ♡」「夫婦なら2人の秘密を持ってていいんだよ〜♡グフっ」といって、おりんの兄の嘉助(柳沢慎吾)に大金を貸してはカモられております。

おりんは新之助をいい人なんだけど、結婚相手としてはちょっと…なんとなく、受け入れられないと避けていて、結納も「やりたいことがあるから」と先延ばしにしております。
え〜でも新之助(益岡徹)ってカッコいいけどなぁ
身長高くてすらっとしているし、顔だって整っているし…おりんちゃん。どこが不満なのさ?(年寄りってこういう言い方するよね?)
あーでもなぁ、生理的にムリ〜!って1番正直で残酷だけど納得出来る理由だよなー。しかし…ハンサムなのにキモい奴(に見える)だなんて凄いね。役者って!
 ツマらない朝ドラとか昔の少女漫画だったら、新之助のキャラって典型的なありがちーなタイプ・スネ夫か花形みたいな性格になっていたと思うのですよ(スネ夫も花形も少女漫画じゃないぞ)でも『はね駒』の新之助は優しくて気弱で、おりんのことがスキスキオーラが出てて、振られ方も見事?だったし、小さい頃にお父さんを亡くした金持ちのひとりっ子という設定も生かされている。あのチョビ髭かしらね??キモいの?
でも昔の成人男性って髭生やしている人多いんだよね?→明治天皇とかのお写真見てみろよ。

・おりんちゃんは辛抱が足りない?
ここで朝ドラクラスターが陥るワナは1年におよぶ橋田壽賀子の容赦ない洗脳により「おりんちゃん。進学したいと言っても(全く)勉強しとらんのでは…?」と何でも出来たおしんちゃんと比べてしまうことです。
 おそらく放送当時もそう思っている視聴者が多かったことでしょう。イヤ、今ならわかるよ。おしんだって16歳で縁談話があったし、おりんちゃんも(当時斉藤由貴は二十歳前後?)14かそこいらで義務教育終わったら、さっさと嫁にゆけと言われてもなあー松浪先生の方がイケメンだし。
そっか。新之助が悪いのではなく松浪先生に出会ってしまったことが運命の分かれ道だったのね。
 そんなふんわりとした思春期にありがちな理由ですが、おりんは主人公バイアスにより無事、兄ちゃんの借金も進学費用も乗り越え東北女学校に合格しました。

・全体的に室内(照明)が暗い
始めはその暗さに慣れなかったのですが、よく考えてみれば昔は灯りはランプだったし、電気なんかまだなかったし(あれ?おしんの酒田は通っていたよな?あれは明治後期か)今がちょっと明る過ぎるのね〜。
 部屋とか土間やら台所が暗くてねぇーでも見えない分(小道具とかセットが)どうなっているんだろう?と興味が惹かれるしザ ・東北!ふぐしまって感じでいいです。


・小林稔侍は俳優としてコレで売れた
…んだと思う。たしか!それまであんまテレビでは見かけない俳優さんだったのかしら?とにかく不器用で無口な父親役を好演して以来、名脇役俳優まっしぐら。


・樹木希林のお母さん役が素晴らしい
『おしん』で怒涛の展開にすっかり飼い慣らされてしまったクラスターは『はね駒』のゆっくりとしたストーリー展開にちょっともどかしさを感じつつも…毎朝、希林さんの母親にほのぼのと癒される。
なんでだろう?
ちょっとした会話の掛け合いとか間の取り方とかがすごい上手いんだよねー。
すっとぼけつつも、きちんと子供達を心配している母親の橘やえ役が素晴らしいです。
 私の中で上手い俳優さん=劇団に所属しているという思い込みがあるんですけど、樹木希林はソロだろうが劇団員だろうがとにかく上手い役者さんなんだなーと。改めて知った。
「希林!おそろしい子!!」
※でもよく考えたらこの頃の樹木希林って戸籍上の夫(内田裕也)が他の女優といちゃこらしてて、シングルマザーで1人娘を育てながら女優業している割と大変だった時期では…?

・その他の昭和の名脇役もいい
『おしん』と同じく今も活躍中のベテラン俳優さんが出ております。綿引勝彦『天までとどけ!』とか、ガッツ・石松も(なぜ?・をつけていたんだよ?)『スケ番刑事』の高橋ひとみも出演していますがお美しい。
あと、その時代の朝ドラAKB要員(といったら弊害ある?)郷ひろみと婚約していた、リー(二谷友里恵)親子も共演しています。
『あまちゃん』の海女、美保純もよくわからないキャラでイイ味出してます。美保純、女学校落第までしているんだけど面白いんだよ。

・その後『独眼竜政宗』をやるケン・ワタナベ
その内活躍するのかなぁ〜?
今の所、主人公の結婚相手(テリィ説)ということ以外は全くの全然興味を持てない…。
あ〜でもワルなテリィよりか金髪の王子様なアンソニー派だったんで、今の所、あんまり感想はないです。

【まとめ】
 私の好きな作家中島らも氏は「観客(人)を泣かすのなんて簡単だ。笑わすことこそ難しい(要約)」とエッセイで書いておりましたが、ホント『はね駒』の後に放送している朝ドラ(いいたくない)を見ていると、つくづくこの格言を思い出します。
コメディってさじ加減が難しいわよねぇ〜
一歩間違えればお寒い空回りだけの時系列のわからないキャラ設定が破綻しているストーリーになってしまう(かもしれない)朝ドラ・・・

昭和時代に制作されたドラマの方が俄然面白いってどういうことざますの?

主人公が跳ねているし、落ち着きがないし(でも18歳になったから、やや落ち着いてきたかな?)ドジっ子だけどそれでも少なくとも、毎朝みてて応援したくなる主人公です。

ねぇ?聞いている東京AK制作局??


そんなこんなで、また長くなったんでつづく

洋装しても反転してもカッコいい松浪ティチャーと五代様。さすがに似ているけど同じ衣装ではないよね?昭和と平成時代だし…

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?