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コーチングにこだわりすぎていた、のかも

2020/2/29 雨とか

視野が狭くなるとロクなことがない

自分は、生徒にあれやれ、これやれということをしまいと気をつけてきた。なぜなら、それをすると、生徒自身の考える力が育たないからである。

たとえ答えが見つからなくても、それについてウンウン考えることは、めちゃ大事だと思う。そうやって見つけた自分なりの最適解は、自分の行動指針になったりする。

子どもにもそういうのを見つけてほしくて、今まで、「こうした方がいいのに…」と思っても言わずにいた。

しかし、それはかなり難易度が高いことだと身にしみて分かった。大の大人でも、それができている人は少ない。言われたことを鵜呑みにせず、自分で考えて行動できる人は、あまりいない。

今回のトイレットペーパーやティッシュの買い占めを見ればそれが分かる。ティッシュ買うために寒い外で行列を作って待ってたりなんかしたら、それこそ体調崩してしまう。

他の人が、とか、テレビで、、、という理由ではない理由で買っている人が多いのだと思う。つまり、自分で考えていない。

人生経験が豊富で、仕事をしている大人でもそうなるのだから、社会にまだ出ていない、そして勉強もあまり得意ではない子どもに、勉強のやり方に関してアドバイスを全くしないのは、どう考えても効果的ではない。というか、仕事してないよね。

今回離反が立て続いてやっとその事実を認識できた。辞めていった子は皆、勉強のやり方が分からないから、自宅学習ができていなかった。

もちろん他の理由もあるだろうけど。それには、自分は気づいていたけど、そこにメスを入れるということを、はじめからタブー視していた。

でも、さすがに離反が続くし、生徒のテストの結果も芳しくないから、明らかに今の自分の方針は最適解ではないと、認識せざるをえなかった。

そこで、今日は、点数が落ちた生徒に、「絶対に目標が達成できる勉強方法、俺分かるけど、それやってみる?」と聞いたら、めちゃ嬉しそうに頷いていた。ワクワクしていた。

「これ、結構キツイけど、やりきれる?」と念を押してみたが、即答で「やる!」と答えた。何か、今まで自分は目の前のものを見てるようで全く見ていなかったんだなぁと、思った。これが、塾の価値じゃん。と気づいた。

生徒がワクワクしながら勉強に取り組む、それが塾の目標の1つ。今まで、生徒に自分で勉強方法を決めさせていたけど、どこか、諦めたような、つまんなさそうな表情だった。もしかしたら、「自分で考えた勉強方法、今までやってもだめだったし…」と思っていたのかもしれない。

しかし、今回、俺が提案した瞬間の食いつきが違った。子どもは勉強が嫌いというより、結果が出ないのに頑張るってことに嫌気が差していたのかもしれない。

俺が提案したら、子供の考える機会を奪うことにはなるけど、その分成功体験が積めるし、勉強するときも、「これは先生のお墨付きのメニューだから」とやる気が出るのだろう。

俺が今回提供できたのは、「勉強ができるようになったワクワクする未来像」だ。

本当は、ワクワクする勉強方法も自分で編み出せたらいいのだけど、それは難しい。その助力を俺がして、結果が出るようになってから、子どもに少しずつ勉強方法とか、工夫の仕方を任せていけばいいのだ。

自分も、会社員の頃、やり方をちゃんと教わらずに仕事を任されて、キレそうになったことが何度もあった。今、自分は子どもに同じ思いをさせていたのかもしれない。

今回の離反で、それに気づけた。やはり、悪いことにも必ず良い面はある。こういった、ネガティブな出来事があったときこそ、自分の行動を客観的に振り返ることができる。

その機会を作ってくれた、去っていったお客様には、感謝しなければならない。

そして、去っていったお客様が、辞めたことを後悔するような、むちゃくちゃ魅力的な塾にしていく。

なんだか、突破口が見えてきた!しっかり言語化していく。

まずは、圧倒的結果で恩返し!

以上🖐️

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