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君の名前で僕を呼んで。

映画【CALL ME BY YOUR NAME】をみました。
邦題では【君の名前で僕を呼んで】。

ティモシー・シャラメさんがでてて、よくSNSでも見かけて気になり、いつかみようと温存してたこの作品。
Netflixで4月13日までだったので焦ってみました。
まだみてない方はぜひ。

みた感想、いろんな感情が溢れてきてとまらないのでみたテンションのまま真夜中にも関わらず書き記します。
知識もなく、溢れる個人の見解なので、浅いものですみません。
※どうしても中身に触れるのでまだの方はみてからこの記事を見てくれると嬉しいです


【どんな作品?】

1983年夏、北イタリアの避暑地。
両親と共に夏休みを過ごしていた17歳の少年エリオは、父の助手としてアメリカから来た24歳の青年オリヴァーと出会う。

【エリオについて】

ティモシー・シャラメ演じるエリオは友人、家族、いろんな人に愛されている少年です。ティモシーシャラメの美しさもあり、まだ若く、危なっかしいところがもちろんあります。ただ、それを受け入れて色んなことを教えてくれる両親がいるのがエリオの特徴なんだろうと。
途中まではどんな映画だろうと思ったほど、オリヴァーへの気持ちに私は気づくことができませんでした。一体いつから好きだったんだろう。ダンスパーティーの時は好きだったのはわかるんだけど。
エリオは男だから、女だからでオリヴァーを選んだのではなく、オリヴァーだから好きになったと思っています。
(色々意見が増えたら追加したいです)

【オリヴァーについて】

オリヴァーは、わからない。オリヴァーの心情はなかなか描かれませんでした。でもそれがオリヴァーなんだろうな。
日本版は声優さんが津田健次郎さん。低く、特徴的な声で、それがまたオリヴァーの少しミステリアスな部分を広げていきます。
個人的にはオリヴァーは最初から男性を好きになることが多かったのかなと思いました。
ただ、最後のセリフにもあった「僕の父だったら矯正施設にいれている」ことから、自分の運命を受け入れていたのかな、と。
「君の名前で僕を呼んで。僕の名前で君を呼ぶ。」
これはオリヴァーのセリフです。
オリヴァーはなんでこの言葉をエリオに言ったのでしょうか?
私にはエリオになりたい気持ちもあったのではないかなと思ってしまってなりません。
それはエリオが好きで、というのもあるし、でも個人的には、エリオのように生きたいのもあったのかなとも。理解のある環境で生きてるエリオ。その空間は自由に見えるオリヴァーとは少し異なります。大人で、自由に見えるけどかたく(良い表現が見つかりません)生きてるオリヴァー。子どもであるうえ、両親がしっかり見ている環境で、いわばかたい環境に見えるけど周りの理解があって自由に生きられるエリオ。そんな2人の対比のようなものも感じました。
2人で出かけるバスのシーンは、お見送りへのあいさつを最低限にして、バスの後ろ姿の描写ではオリヴァーはすでに後ろを向いてエリオのところへウキウキで向かう様子が描かれたのが印象的でした。最後別れた時はそれほどエリオを見てなかったから、しまっておく気がすごかったですよね。

【まとまらないまとめ】

そんな、色んなことを考えさせられる映画でした。
私は素敵な作品だったと思います。夏にぴったりの作品。Netflixの配信が終わってしまうのが寂しいけど、今見られてよかったです。
エリオの視点で見てたからオリヴァーへの考察が多くなりました。またこの映画も、理解を深めて感情を増やしていきたいです。

配給会社のYouTubeではエリオ役のティモシー・シャラメとオリヴァー役のアーミー・ハマーのインタビュー映像が見れます。どんなふうに演じたのか、よりわかるきっかけになりそうです。映画を観た後でぜひ。


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