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【ヘネシス】それは大人の味

音楽を流しながらお読み頂けた方が
寄り雰囲気が出るかと思います。

ここnoteは動画で
一世風靡することもなく
古き良き文章で遊ぶ大人たちが集う

時に熱く語り
時に優しい言葉をかけ
時に喧嘩をして仲直りして

なんだか時代の流れに置き忘れてきたものを
今いい歳になり振り返り探している

都会の片隅で男たちは
届かなかったもの
諦めてしまったものを
懐かしく想いグラスを傾ける

「マスター!ヘネシスを頼むわ」
そう、マスターとは俺のこと
ヘネシスを注文したのはおひたちさんだ

彼は最近、switchにはまっている
もともと出会い系で知り合って
ほぼ一緒にnoteにきたとき
彼はあいかわらず人妻の尻を追いかけていた

「くは~~~やっぱり苦いな」

そうヘネシスはほろ苦い

ちゃりんちゃりん~~~
ドアが開いたらそこには
アラフィフのしんさんがいた

「マスター、僕にもヘネシスを」
一息つくまもなく、出したヘネシスを
一気に飲み干すしんさん

「くあ~~~この苦みのなかにある
 甘味がやっぱりいいね」

そう。彼の書くnoteには
心を燃やして戦った後に覚えた
人に対する優しさがある

また扉のチャイムがなる
「これは珍しいね」
そう言葉を発したのは俺だった

かっちーさんが
まさか来てくれるとは思わなかった

「いや、皆んな旅行にいって暇なんだ
 マスター、ヘネシスを頼むよ」

不器用な男がnoteを書くとき
洗練された言葉たちが無機質につながって
その隙間に人を想う心が現れる

noter力の3要素という記事を書いた
それはnoteを楽しむためのアドバイス
だけども、本当は消えていくSNSの仲間を
1人でも減らしたい

そんな寂しさと優しさが包まれた記事を書く
「やっぱりほろ苦いな」

そう、ヘネシスはほろ苦い

ガシャーン
入り口は自動ドアではないのに
自動ドアだと思っておでこを怪我した
寝た子さんが入ってきた

「やー皆さん」
「寝た子さん入り口の修理代たのむね」

そういうとヘネシスを俺は差し出し
寝た子さんは一気に飲み干した

「苦いな・・渋みばかりだ」

それはヘネシスの味よりも
結構高額になるドアの修復代金のことだろうな

「ドア開いてたから入ってきたよ」
「おー先生」

そう。それは伊集院秀麿先生だ
先生はnoteでは本当やりたい放題で
ここまで他と迎合することもなく
好きにセクシーイラストを描いて

誰よりも哲学に詳しいのに
誰よりもそれを弄ぶ
「先生、これはこの間のイラストのお礼です」
そういうと俺はヘネシスを出した

「やっぱりこの味は癖がつよいな」

ヘネシス
そうそれはほろ苦い大人の味
癖が強い者たちがこよなく愛する

皆ヘネシスを何度も飲み
ボトルが空になるまでそれを楽しんだ

「ちょっとまっていてください」
俺はヘネシスを仕入れにいく

ヘネシス
それはほろ苦い

ヘネシス
そう、それは糖分が含まれる

この話はノンフィクションであり
記事に登場した人物は皆実在しています
アーメン(なぜか祈っておきました)


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