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巨人の肩に乗る

巨人の肩に乗る

ゼミで教えられたことばである。

何かリサーチクエスチョンを立てたとき、それを1から論じていくのは膨大な時間と労力がかかる。
また、1から論じていくのは失敗するリスクが高くなる。

そのため、卒論を書くときは、
巨人の肩に乗る作業が必要となる。

自分の立てた問いの関連情報や論じる過程で必要となる要素について論じた先人が必ずいる。

だから、その先人たちの先行研究をあたって、それを上手く繋ぎ合わせていく。

これが、巨人の肩に乗るということである。

巨人の肩に乗ることで、1から論じるよりもはるかに、早くそして正確に論じることができる。

しかし、巨人を形成する先人たちはとても偉大な人たちである。肩に登るのは簡単なことではない。

巨人を形成する先人たちの作り上げた論文1つ1つには、先人たちの問いや思いが込められている。
そのような問いや思いを理解しつつ、引用という適切な形で自分の論文に取り込んでいく。

この先行研究への姿勢が大切である。

巨人の肩に乗ると、先人たちの論文の引用だけでは足りない部分が見えてくる。

そこで、自分はその足りない部分を補うべく、調査や研究をしていく。

巨人の肩によじ登り、巨人の肩に乗り、足りない部分を補って、巨人をより強固のものにしていく。

これが卒論である。

1から作ろうと思わずにまずは先人を知ること。

これから卒論と戦うみなさん、一緒に頑張りましょう。



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