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2020年に買ったペットボトルは1本。タンブラー・ステンレスストロー生活に挑戦して変わったこと・変わっていないこと

地球にやさしいせいかつ目指して、自分のペースで移行する日々。

今回は「飲み物」についてです。というか、飲み物を入れている容器についてです。

2020年から、意識してプラボトルの飲み物を買わなくなりました。意外といけるものです。ロスフード対策で賞味期限が切れた粉末飲料はたまに買っているので、まだ完全に脱プラではないですが…

ただ、意識したことで、普段の生活の中にプラスチックが当たり前のようにあって、当たり前のように手渡され、当たり前のように自分のところに届くことを感じたので、それをまとめようとおもいます。


プラスチックボトルの歴史について知ったら、プラボトル飲料を飲みたくなくなった。

鹿児島には、「環境みらい館」という地球の事・環境の事についてみたり触ったりして学ぶことができる市の施設があります。そこで受けたセミナーでとても興味深い話を聞きました。

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上記リンク先から拝借した、ペットボトルの生産量の推移のグラフです。1980年代から1990年代に、急増しているのがわかるかと思います。この理由が、1982年に「食品衛生法」が改正されて、ペットボトルの使用が日本国内で認められたことがあるようです。ただ、それによりボトルのごみが増えたと。そのため、増加を抑える目的で1リットル未満のペットボトルの製作・使用を禁止していたそうです。しかし、国のそうした規制外の複数の企業によって500mlのミネラルウォーターが輸入されて販売され、それが大人気だったことがあり、国が規制することで加盟(?)している企業がもうからないというアンバランスが起き、ついに1996年に「小型ペットボトルの使用自粛に関する自主規制」を撤廃、500mlの容器もOKにしたそうです。すると、売上がさらに伸び、プライベートブランドが市場参入、価格競争でプラスチックボトルの値段が下がり、さらにペットボトルの生産量が増えたので、ごみ問題になった、ということだそうです。

急に国内でペットボトルの生産量が増えたので、国は急遽「容器包装リサイクル法」を作りますが、もうすでに市場にはプラスチックボトルだらけ、回収率は全体消費の1%にもにも満たないんだとか。つまり、リサイクル量が生産量にマジに全然間に合ってない、ということでした。

そういうことだったのかー!と理解。リサイクル出来るプラスチックボトルにどんどん変わってきてはいるものの、やっぱりリサイクルすることが追い付いていない作りすぎな今、まず自分1人でも、プラスチックボトルで飲み物を飲むのを減らしていきたいなと思ったのでした。

ちなみにNetflixのBROKENというシリーズを観たのですが、ここでも、プラスチックボトルの飲料は必要以上につくりすぎている、であったり、どのように色々なことに影響しているかをわかりやすく紹介してくれています。


使う時間が「5分もない」コップとストロー、って知ったら、マグやタンブラーを使いたくなった。

プラスチックボトルの話とは別で、今度はカフェで提供されるプラスチックカップや紙コップについて。こちらも改めて知ってびっくりしたことがありました。

まずは、どこの記事か忘れてしまったのですが、私たちは店内での飲食やテイクアウトなどで購入した紙コップやプラスチックカップでの飲み物を、平均的に5分で飲みほし、容器を捨てている、ということ。「たった」5分のために、プラスチック容器が大量生産されたり、紙コップを創るためにたくさんの木を伐採しているのか…とハッとされました。

そして、以下の記事ですが、プラスチックカップはもちろん、紙コップでも飲み物を飲むことで、マイクロプラスチック摂取のリスクがあるということです。

「コーヒーやお茶を飲むのにかかる15分間でカップのプラスチック層が劣化し、2万5000個のミクロンサイズの粒子となって飲料中に放出されます。つまり、紙コップ入りの温かい飲み物を毎日3杯飲む人は、肉眼では見えないマイクロプラスチックの粒子を1日に7万5000個摂取することになります」
市場調査会社IMARC Groupの調べによると、2019年に世界で生産された紙コップの数は約2640億個にのぼるとのこと。また、生分解性プラスチックの普及を目指している業界団体のEcoLifeは「使い捨て紙コップには大きな需要があり、リサイクルもできないので森林伐採の原因となり得ます。また、プラスチックを含んでいるため土中でも完全には分解されず、薄いプラスチックのフィルムが残ってしまいます」と話しています。

マイクロプラスチックが自分の身体にどのように悪影響があるかといったことは研究結果ではまだ出ていないところらしいのですが、やはりなかなか体内で溶けない物質が自分の身体に蓄積されるのかと思うともやもやしますし、それが下水に流れて動物たちの体内にも入り、動物たちに悪影響があったりしたら…と思ってしまいました。

紙コップにも、わかっていたことですがプラスチックが含まれているので100%分解は難しい、となると、ベストな代替案でもないんだよな、と思うと、極力「基本使い捨てのコップ全般使用を避けたほうがいい」のではないかと思うようになりました。

自然の為もありますが、ある意味自分の身体のためにも、脱「使い捨て容器」の大切さを感じました。


マイタンブラー生活開始

ということで、2015年にクリスマスプレゼントでもらったスターバックスのピンクのステンレスのタンブラー。ゆるゆると使っていましたが、2020年から毎日使うようにしました。

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基本的には水や自分で作った麦茶、レモン水を入れています。コンビニとかで買った紙パックの飲み物を入れたこともあります。

そして、カフェでの利用。よく、飲み物が未だ残っているのに入店してしまい、泣く泣く紙コップでテイクアウトしたりすることがありました。が、意識してみると少しずつですが変わっていくことが実感できます。

しかし。そこで現れる新型コロナウイルス。タンブラーを持っていくと断られてしまいました。店内で飲むときもマグカップなどでの提供を一時ストップしているようでした。

今は、20年5月ごろの緊急事態宣言時からゆるく始めた「お茶交換」で(ステイホームの時間を飲み物から充実させたいと始めました)、自分が留学先のアイルランドの紅茶のティーバックを送り、友人知人が自分の好きなお茶や地元のゆかりのあるお茶を送ってもらう、ということを始めて、家に沢山ティーバックがあるので、それを入れて日々過ごしています。結果、ステイホームの習慣がついた、人と対面で会わなくなった、ということもあるのかもしれないのですが、カフェを経営されている方には申し訳ないのですが、今までカフェ代で費やしていた自分の出費も抑えられ…。カフェ好きの自分、月1~2回くらいしか行かなくなってしまいました。

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今の癖がついた状態で、コロナが落ち着いてきたタイミングでまた友人と外出したり、ゆっくり本を読みたいと思った時や、カフェでのリモートワークを前のようにやりたい、となったときに、自然とタンブラーを持参できるようになれていたらなと思っています。


プラボトルとエコーヒーカップ

5年以上一緒にこのスタバのタンブラーと一緒に過ごしていると、やはりちょっと「飽き」が出てきてしまうのはしょうがないことで(笑)、2020年3月、アイルランド留学中に冷たい飲み物用のプラのタンブラーを購入しました。アイルランドのスターバックスでしか販売されていないアイルランド限定デザインです。←

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こちらはこれからの夏の季節に沢山使おうと思っています。ただ、購入した後に気づいたのですが、スタバだから、と購入するのではなく、ちゃんとここも今後は意識していったほうがいいなということ。

ここにて、「添加剤などに使われているBPA(ビスフェノールA)という成分が、電子レンジや熱湯による「熱」による劣化、柑橘類や油脂によるひび割れや変質、凍らせたり洗ったり繰り返し使うことによる劣化でボトルやタンブラーなどの容器から溶け出して体内に入ってきますよ」と書いてあり。BPAフリーの製品を選ぶことはもちろん、購入した後はちゃんと「使用上の注意」を読まないといけないな、と思いました。こうしたところからマイクロプラスチックも出てくるのかもしれないですものね。気を付けます。

そして、アイルランド留学中にずっとお土産屋さんとかに置いてあって気になっていた、「bamboo reusable coffee cup」。日本でも今少しずつ流行ってきていますが、竹で作られたコーヒーカップです。

日本では「エコーヒーカップ」と呼ばれたりしているみたいです。こちらはまだ私は持っていなくて、アイルランドにまだ留学している友達に「やっぱりこれ買ってきてほしい」とお願いしています笑

タンブラーを持ち歩くのも良いのですが、こうしたおしゃれな竹カップを片手に街中をテンションを上げて歩きたいなと思っており。笑

今後、ステンレスタンブラー、プラボトル、エコーヒーカップの3つを、自分は活用していきたいなとワクワクしています。


ステンレスストローの外での活用は苦戦中。

ストローについても、なかなか最初「いりません」ということに勇気が出せず、マイ箸はともかくマイストローの持ち運びをすることもいまいちピンと来ず、でなかなかその場で足踏みをしていました。そこで最初はストローをいただかずに飲むところから始めました。

そして2020年6月、たまたま溜まっていたビックカメラポイントで、ビックカメラで販売していたこちらのストローを購入。こちらはシリコンで作られています。

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しかし、こちらにはケースがついていなくて、持ち運びするときにホテルで宿泊するときに使う歯ブラシを入れているケースに入れて持ち運んだのですが、いまいちピンと来なかったり。とても柔らかい素材で洗いやすいといった機能面から、小さなお子さんがいる知人にぴったりだから活用してほしいと譲りました。子供向けのストローに似ているところもあったし…笑

そして、再度探し始めて、2020年9月に今度はステンレスのストローとブラシセットをブルーボトルコーヒーさんで購入。

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ブルーボトルさんのストローはこのようにケースに入っているので(プラですが苦笑)持ち運びも楽なので、暑い時期は常にカバンに入れていました。

しかしです。ついつい忘れていると、ストローがささった状態で商品が出てきてしまいます。

しかも、意外と忘れがちなのが、レストランと居酒屋。冷たいソフトドリンクを頼むと、たまにストローが一緒に提供されたりします。また、居酒屋でももともとお酒を飲まない自分はノンアルを頼むのですが、そこにストローがついていたり…居酒屋で働いていた友達曰く未成年飲酒を防止するために赤い目立つストローをつけることがあるらしいのですが、自分はもう明らかに見た目がもう成人なので、問題がなければ注文時にストローを刺さないようにお願いしなければ。

ただ、カフェなどにおいては、なかなかお店で出すのに一歩踏み出せなかった自分ですが、ストローをいざカバンの中に入れていると、「いりません」と言いやすくなります。気持ち的に。

年末には友達からステンレスストローセットをプレゼントでいただきました。自分がこうした挑戦をしていると発信すると頂き物も地球に優しいものになるので嬉しいです笑

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こちらは、今まで自分用だけ意識していた自分ですが、たとえば外で友達とシェアしたり、ホームパーティーなどで活用していきたいと思いました。


店員さんは何も考えずにプラスチックを出してくる

このような生活を意識しだして気づいたのは、

カフェで飲み物を頼んだ時も
レストランでソフトドリンクを頼んだ時も
居酒屋でノンアルドリンクを頼んだ時も
自然とプラスチックのカップやストローが出てくるということ。

それくらい、私たちの生活にプラスチックはあふれている、ということ。

そのように店員さんは教わっているし、お店で普段から使っているもの、慣れている店員さんは何も思わず手が自然と動くようになっていると思います。

だから、自分から店員さんに「いりません」「タンブラーにいれてください」と声をかけないといけない。自分から行動しないと、変わらない。

(さらに、店員さん、レジで聞いたことを忘れて結局ストローさしてきてしまったりするので、しつこく言うことも大事だったりしますよね笑)


自分もボーっとしていたりしたら、気づいたら目の前にプラスチックが表れてしまいます。

自分から動く。自分からいらない、と言う。たまに忘れてしまっても、自分から店員さんに働きかけることを、自分にプレッシャーをかけすぎない程度で、意識していこうと思います。



去年はプラスチックボトルで飲み物を自分から買ったのは1回だけ。今年は、頂き物で1回。やっぱり未だに企業とかに訪問したりすると出されるお茶が小さいペットボトルボトルのお水だったりお茶だったり、とあるので、断る勇気が大事だなと思うのです。今年は合計何本になるかなー。



これからも少しずつ、一歩ずつ進んでいきます。


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カバーの写真はUnsplashからBrian Yurasitsさんのお写真を拝借しました!



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