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4か月悩み続けて、やっとコンポスト生活デビュー。鹿児島市の補助金をもらって半額で入手した話

地球にやさしいせいかつ目指して、自分のペースで移行する日々。

いよいよ、「コンポスト」に挑戦です。

なぜに「こんぽすと」…?

コンポストを本格的に考えたきっかけはこれです。結構時間かかりました。

自分の家から出るゴミの量を減らしたい。自分が住んでいる鹿児島市がその取り組みをしていて、調べてみたら後述の「生ごみ処理機器設置補助金」という制度があるということを知り、ずっと頭の隅っこにこの補助金の事が残っていました。

その後、鹿児島市がメッセージとして伝えている生ごみを減らすために取り組んでほしい3つの事、「食べきり」「水切り」「使い切り」を意識して生活するようになり、「フードロス」に興味を持つようになり、自分の家から「食品ロス」を減らそう、と以下の挑戦をしてみました。

そうして取り組んでいくと、確かに生ごみが減っていくわけですが、「調理ロス」と呼ばれる、食べることができない部分の食品のごみはやっぱりなかなか減らないなーと思うわけです。そこまできて、そこまでたどり着いて、です。いよいよ、私は「生ごみ処理機器」を考えるようになりました。生ごみをうまく処理すると、堆肥として再利用することができるらしく、単純に「燃えるゴミ」として燃やすよりエコだ、と教えてもらい、いよいよ自分の生ごみの処理の仕方もそのステージに行けるのではないかと思ったからです。腰が重すぎました。

そして「生ごみ処理機器」どうすればいいかな、とInstagramのストーリーで投票をしてみたところ、100%の回答で「コンポストがいい」と友人知人から言われたので、機械とかではなく、コンポストにしよう、と考え始めるわけです。


さて、1人暮らしでそんなに料理しない&堆肥完成したらどうすればいい

まだまだ腰が重い私。コンポストを挑戦するときに戸惑ったのがこれです。1人暮らしで外食もまあまあある人なので(飲食店を応援したい!移住してきた鹿児島の美味しいごはん食べたい!などなど←)そこまでコンポストしても量もないだろうし、そんな人でも「出来るのだろうか」というところ。

友達が住んでいた石川では、コンポストを県が回収してくださり農家に渡してくださるという取り組みをしているんだとか。そして東京ではこんな動きも始まってます。

会員は毎週末に開催される青山ファーマーズマーケットにて、年間で購入した野菜を定期的に受け取るだけでなく、家庭で出る生ごみを分解・堆肥化させたものを、農家に受け渡すことができる点だ。家庭では使いきれない堆肥が有効活用され、それがまた自分の食べる野菜となって還ってくるのである。農家としても、自ら二次処理をして追熟させた良質な堆肥を畑に施用していくことで、農薬や化学肥料に頼らない栽培、もしくは減らしていく栽培をすることができる。

…いいなああああ!

鹿児島ではコンポストを推奨するためにこんなオリジナルの段ボールでできるコンポストの製品を販売したり、私がボランティアをしている環境みらい館では段ボールコンポストの講習会と無料配布を不定期で開催しています。

ですが石川や東京のように回収の動きは調べる限りなさそう。

なので、コンポストをしても、それでできた堆肥を私はどうすればいいんだろう、使い道が決まらない堆肥を作り続けてどうなるんだろう、と「うーん」としていたわけです。


まず、こちらに出会いました

東京に戻るか…戻ってからコンポスト挑戦するか…まで結局ぐだぐだ悩んでいたころ、興味深いものを見つけました。

「お試し」ということで、自分でまず3週間生ごみを入れて堆肥を作り、その後にセットでついてくる季節の種や土を使ってお野菜育てる、「ガーデニングセット」というものを、コンポストを広げていきたいと活動しているLFCさんが発売している。

このLFCさんの商品の良いところは、堆肥をつくる容器(というかバッグ?)がそのままプランターになるところ。そしておしゃれなところ。

さらに、堆肥回収も不定期ですが実施しているそうで、自分の家ではガーデニングができない…といったアパート住まいの方とかでも始められるものでした。素敵な仕組みを作っているな…


そんななか、自分が選んだのはこちら

LFCコンポストさんを買おうかなーと思っていたところで、以前竹のトングを購入した時にお世話になった宮崎のお店さんから、宮崎に木製のバケツコンポストを販売しているところがある!と紹介いただきました。

「樹えり~ぼっくす」という、コンポストを販売しているこちら。メインは上のようなコンポストを販売しているのですが、

このように1人暮らし向け?に小さなサイズでバケツコンポストも販売しています。つなげていただいたご縁で出会ったコンポストに一目ぼれしてしまい、インスタでつなげていただき、DMでやりとりをして購入しました。

そして、購入に踏み切れたきっかけがもう1つ、例の堆肥の使い道として、ボランティアをしている有機のお野菜の宅配団体の事務局長が「完成したら引き取ってくれる」と約束してくださったのです。笑

自分の家庭菜園に使ってもいいなと思っていたけれど、家庭菜園に対しても自分がまだ自信がついていない段階だったので、この声が背中を一番押してくれました。

補助金で1/2、上限3000円まで支援いただく

さて、鹿児島市は「台所の生ごみや落ち葉、枯れ草などを減量化、又は堆肥化する機器を購入、設置した市民に補助金を交付する制度」があり、申請することで上限3,000円まで、1/2の金額をサポートしてもらえます。さらに、1家庭に2基まで。

ちなみに、電気式の生ごみ処理機の場合は、上限30,000円になります。

なので、いただいた領収書と上記サイト先にある申請書を用意して提出。連絡が来なくてドキドキしていましたが、1か月ちょっと経った後に銀行振込で3,000円補助いただきました。ありがとう、鹿児島市。

悩み始めて4か月後。いざ、コンポストチャレンジ

ということで、届きました。

家庭から出る食品ロス・生ごみを考え始めて4か月後です。

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自分で組み立てます。とても簡単です。

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底にこぼれないように段ボールを敷くといいと書いてあったので、敷きました。

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そして投入~

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蓋をして、完成です。

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早速生ごみを入れてみました。細かくすると堆肥化が早まるそうです。

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そのままかき混ぜる道具を上に置いてたら日焼けしてしまった。向きを急いで変えます。笑

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コバエ大量発生。

はい、開始1週間で早速コバエを大量発生させてしまいました。一番心配していたことです。バケツの隙間から入ってくるんですね。蓋開けてびっくりしました。原因は入れすぎ。自分でわかってます。作り置きした時に大量に発生した生ごみを一気に入れてしまったからです。

ネットで調べてみても、「放置しても増えるばかりです」ということで、勇気を振り絞り、ビニール袋の中に一度基材をすべて入れ縛り、日光に1週間当てて熱でコバエを一気にやっつけるという方法を実施しました。ちょうど東京に出張しているタイミングだったので、生ごみが追加で増えることもなく放置できる期間だったのでよかったです。

なんとかひと段落しましたが、これは二度と起きてほしくない…最初の頃に経験しておいてよかったです。全身虫よけスプレーかけて長袖着て挑みました。これからも気を付けます。

(写真を撮る余裕はありませんでした←)

結局やってみないと分かんないもんだなと

コンポストを始めて2か月と少しが経ちました。振り返ってみて、2か月より前まではコンポストやるかどうかずっと、ほんとうに、ずっと、4か月、ほぼ毎日、悩んでいましたが、そんなに後先考えず、えいやと購入し、えいやと始めてしまいましたが、結論、色々調べて慎重にならずに、スタートしてよかったと思っています。笑

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この左下の食パンの袋に入っているゴミは、2021年7月の1か月の燃えるゴミです。1か月の燃えるゴミの量がここまで抑えられたのは、コンポストの力が大きいなと思っています。すごいな、生ごみって本当に多いんだな…

たまたまこの月は使い捨てプラスチックの使用を避ける「プラスチックフリージュライ」というチャレンジをしていたので、そのまとめnoteもよろしければご覧ください↓

コンポスト。いざ始めてみて、周りにも始めてみた、と言うと、やっている人を教えてくれたりつなげてくれたり、やっている人たちが情報を下さったりして、ありがたいなと思うばかり。

さらに、今回購入した「樹えり~ぼっくす」さんが送ってきてくださったQ&A集もわかりやすいですし、インスタをみたらコンポストのノウハウを紹介してくださっているし、困ったらここ、というのがあるのも良いです。

私自身、実際にコンポストをやっていて虫とかも発生しましたが、Q&Aをみたりネットで調べればすぐに対策方法がわかるので、パニックになることもなかったし…

いやー、まずは動く、だなーと。日々刺激があって楽しいです。いろんな方に助けていただきながら、コンポスト生活を楽しんでいこうと思います。



これからも少しずつ、一歩ずつ進んでいきます。



こんな私ですが、ぜひサポートお願いします。 いただいたサポートは、自分に沢山の学びと気付きの機会を与えてくれた人や団体、そして社会に還元していきたいです。