どうすれば社会復帰できるかを、ひきこもり中年いとこの例を出しながら書いていく。
【前提条件】
42歳ひきこもり男性。独身。親元で暮らしてる。無職。
ひきこもりを脱して、社会復帰したい。
社会復帰の目標:
【経済面】仕事をしてお金を得る。
毎月、入ってくるお金>出ていくお金、にする。
ネットビジネスではなく、アルバイトなり社員なりで働く。
【交友面】気軽に話ができる友人を2人つくる。
【心構え】
まず、時間はかかるものだと認識する。
一発逆転ホームランで人生を良くすることはできない。
そうなれたらいいけど、現実的には不可能。
3年くらいかけて、じっくりと取り組む。
ただし、3年かけて逆転させるのではなくて、
人生再建のスタートラインにつく。
そこからが、本当の本番。
なので、まずは3年かけてじっくりと取り組みます。
ここでマイナスをゼロにするイメージです。
【やること=紙に書き出す】
やることは、
「考えて、行動する、その結果から次にどうするかを考える」
この繰り返し。
よく、PDCAと言われるけれども、それに似ている。
ただ、もっと単純にする。
軽い気持ちで考えて、軽い気持ちで行動する。
そして、その結果を検証する。
重たくなったり深刻に考えたら、絶対に長続きしないし失敗してしまう。
だから、軽く考える。明るく考える。
考えるには、A4のコピー用紙を用意して、そこに書き綴っていく。
「書きながら考える」といった感じで、頭の中のものを書き出していく。
基本的には、どんなことを書いてもいい。
参考文献として『ゼロ秒思考』を挙げたい。
この本は、頭の中をクリアにするために、1分間で書く、
それ以上は掛けずに気楽に書く方法が述べられている。
必ず買って、手元に置いておいてほしい。
基本的には何を書いてもいい。
書き出していくことで、頭の中が整理されるし、自分を客観視できる。
「自分は何にこだわっている」とか、
「一歩踏み出したいけれども何がブレーキになっているか」
などもわかってくる。
とはいえ、社会復帰のために考えていくわけだから、
・現在の自分の状況
・将来どうなりたいか
くらいは書いていきたい。
そして、
・将来のために、どうするか
も書いていく。
ここで、きちんと書き出すと手が止まる経験をするだろう。
「ああでもない、こうでもない」と頭で考えたり、
「そうは言っても、この年からじゃあ無理だよな」と思考にフタをしたりする。
そういったこともすべて、書いていく。
「〇〇したいと思った。でも××だからダメだ、と思った」みたいに。
とにかく、考えたこと、思ったことを書いていく。
そして、ある程度書くことに慣れたら、今度は自分が書いたことにツッコミを入れていく。
例えば、
「社会復帰の最初の一歩で、まずはアルバイトをしたいと思った。
でも、この年ではアルバイトも受からないだろうし、やれる自信がない」と書く。
この文章は、客観的に考えると、いろいろとツッコミどころがある。
「社会復帰の最初の一歩で、まずはアルバイトをしたい」
これは、まあいいかもしれない。パートでもいいが、アルバイトでもいい。
ただ、細かく考えるとアルバイトの前に、何が定期的に外出する習慣をつけるといい。
「この年ではアルバイトも受からないだろうし」
やる前から諦めてしまってはもったいない。
自分でも受かりそうなアルバイトを探してみては?
「やれる自信がない」
いきなりハードルを高くするとしんどい。
ハードルを低くして、簡単なものにチャレンジしよう。
ドラクエでいうと、まずはスライムを倒せばいい。
ここまで書いて、いとこが全然出てきてないな。。
42歳の引きこもりちゅうねん。
太ってないのだけは取り得。
【4分野に分けて目標を決める】
肉体・感情(人間関係)・精神・経済の4分野に分けて、目標を決める。
なぜ、この4つにわけるかというと、脳の構造的に肉体・感情・精神の3つにわけると考えやすいから。
さらに、現代社会で大切な要素である経済を加えている。
それぞれを、細かく見ていきます。
【肉体について】
まず、ひきこもり生活が長いと体力が衰えているのと、肉体が他の3分野の基盤になるので、ここが一番大切な分野です。
体力が衰えているので、アルバイト程度でも疲れます。月曜から金曜まで、9時5時で働くのもしんどかったりします。(最寄りの駅まで歩くのもしんどいかも?)
なので、まずは散歩かジョギング、サイクリング程度で良いので外で運動をすることをお勧めします。
部屋から一歩も出られない、という人は、トランポリンを買って部屋で飛んでください。
部屋から出られる人も、トランポリンはおすすめです。リンパの流れが良くなって内臓も元気になるし、関節にも負担はかからないので。
このトランポリンについては、別の記事を書いて詳しく説明します。
朝・夜と定期的に、疲れを感じない程度の運動を続けてください。
ムリをしてはダメです。
まずは1か月程度は続けてから、じょじょに負荷をかけていけばいいです。
ラジオ体操とか、Youtubeで動画を観ながらトレーニングとか、いろいろとやりようはあると思います。
自分にあったやり方で、まずは続けてみることです。
【感情について】
メンタル面の安定と、人間関係面での改善を目指していきます。
「なぜ、感情面で人間関係を扱うの?」と思うかもしれませんが、
多くの感情(嬉しい、楽しい、悲しい、など)は、人間関係から生まれます。なので、この感情面での目標で、人間関係も扱います。
まずは、家族と同居しているので家族とあいさつをするとか、軽いおしゃべりをできるようにします。
今まで、あまりあいさつや話をしなかったら、気恥ずかしいと思いますが、
相手は自分の親なので、遠慮はいらないです。
「おはよう」だけでいいです。
きっと、親は喜びます。
もし、友人がいれば大切にしてください。
ただし注意点があって、腹を割って話せる友人ならいいですが、
自分が成長することに対して冷やかしをしたり、
バカにしたりするようなら必要ありません。
メンタル面の安定について
ここでも、上で述べた『ゼロ秒思考』のメモ書きという技術が役に立ちます。
少しネタバレになってしまいますが、メモ書きというのは、A4コピー用紙に1分間で考えたことや感じたことを書き出していく方法です。
やってみるとわかりますが、ただ感情を書き出していくだけで、不思議と落ち着くんです。
なので、イライラしたり不安になったりしたときは、すぐにコピー用紙に書き出してみてください。
自分を客観視しできるし、感情を言語化することで他人とコミュニケーションを取る練習にもなります。
経済的コストは、A4コピー用紙を買う数百円から始められます。
おすすめの方法です。
【精神について】
精神というと、抽象的でわかりにくいと思います。
まずは、「自分を超えたコミュニティとのかかわり」みたいに考えてください。
例えば、地域の人たちとか、勤めるようになったら会社の人たちとか。
そういう人に、どうやって自分が貢献していくか、という分野です。
正直、自分のこともきちんとできていないのに、コミュニティとのかかわりと言われても。。。
と感じる人も多いと思います。
なので、最初の段階ではなんとなくで構いません。
なんとなく、
「自分がひきこもりから脱出出来たら、こういう貢献をしたいなあ」
とか
「こういう風に人の役に立ちたいなあ」
みたいに考えてみてください。
【経済について】
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