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思想にふれよう

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映画、小説、漫画などなど何かしらの作品コンテンツをライトに紹介していこうと思います。
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#落語

あかね噺 3 巻

最初そこそこ面白いし程度で見ていたが、3巻で何かが大きく刺さった気がする。おそらく主人公のあかね以外のキャラクター像が見えてきたからかと思う。

今巻は可楽杯予選 + 決勝のクライマックス手前まで。
前巻で出てきた、落語研究会と声優、二人との比較のターン。
ちはやふる、灼熱カバディ、ブルージャイアント、ボールルームへようこそなどなど、やはり主人公以外のキャラクターがクローズアップされてくると刺激さ

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落語『粗忽長屋』

行き倒れを中心としたバカ話でありつつ、最後ある種の哲学でおわる。
行き過ぎた粗忽ものが繰り広げる『何言ってるんだ?』が駆け巡る物語。

シンプルに面白い。
尺もそこまで長くなく親しみやすい。
疲れるだろうが、こんな長屋に住んでみたい。

あかね噺 1巻

落語の登場人物化のごとく失敗を繰り返しては反省して、反省すれど繰り返す。そういったダメ人間。少しは更生のを目指し話を入れようとするも、なぜか悪い方を勉強してしまう。
難しい。

そんなこんなで好きになった落語。
その落語を題材にした新しい漫画があるということで読んでみる。

メインの演目はちゃんと題名を書いていてくれるのもありがたい。漫画を読んだ後、振り返って演目を探せる。
とはいえストーリーの主

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落語『大工調べ』

いくつかの大工調べを聞いてみた。
基本的には啖呵を楽しむお話に感じる。

いくつかのパターンが有りそう。
1. 裁きの場の有無
2. 滞納している金額の違い
3. 締めくくり方

全部やると長いからなのだろうか?
まだまだ、歴史がわからない。

面白いも一つそもそも気になるところがあるお話。
店賃の肩に、大工から大工道具を奪うわけだが…。
余計取り立て困難にならないのか?
何よりもここが気になって

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落語『厩火事』

生きていると色々と心配事が出てくる。
その一つであり、かなりのウエイトを占めるであろうがコミュニケーションに関する心配事。

あの人は本当に友達なのか?
チームメンバーに裏切りはないか?
恋人は自分の事を本当に好きなのか?

そんな了見を試すお話。

この手の話にハッピーエンドはあるのだろうか?
ゴーンガール?
まぁ、面白おかしく夫婦の仲を描いている。
果たしてこれはハッピーなのかバッドなのか?

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文七元結

先日、近所で文七元結を聞き、いくつかの文七元結を聴き比べてみた。
人それぞれ特徴がわかるようになると面白い。
クラシック同様、落語も比べることでより面白さがましてくる娯楽に思う。

大まかには、博打で借金こさえた男。良くできたその娘と遊郭の女将。おっちょこちょいな奉公人に主人が作るの人情もの。

根は良いやつしかいない感じの優しさあり。ゲラゲラ笑いだけの演目ではないものの、笑えるやり取りがある良い

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思想にふれよう第 543 夜 『末廣亭 2021年9月下席』

久しぶりに寄席へ。
楽しかった。

特におせつさんコンビ。ねづっちさんに似た雰囲気を醸しつつまた違うジャンル。しかも物凄くきれいな落ちのつけ方。本当に良かった。

もちろん、小痴楽さん伯山さんも。

締めくくりは茶金さん。

思想にふれよう第 196 夜 『ミッドナイト寄席ゴールデン 1-8 柳亭小痴楽/「湯屋番(ゆやばん)」』

たまには落語。

今は無き、柳亭小痴楽さんの…。と言いたかったけど名前は変わらず。成金じゃなくなっただけ?そんな初心者ながら田むらでも見かけてみたい。
そんな願望を抱えつつ。

去年、ちょうど真打昇進直前の深夜寄席、その後昇進を末廣亭にて楽しんだ印象深い方。

その方の話がアマプラにあったので。

寄席でみるのと撮影だと当然ながら表情の見え方、角度が全く違うけどやっぱり面白い。

落語もよいなぁ。

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思想にふれよう第 95 夜 落語『上燗屋』

基本映画なもののほかも。

色々と大変な世の中ですが、そんなときこそ(人に迷惑をかけない範囲で)愉快にすごしたい。

そんなときに理由はわからずとも響いたお噺の一つ。

落語未経験のかたもぜひ調べたりCDかったりで聞いていただきたい。