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PK戦やり直しをいまさら熱く語る〜駆けつけた13分の再試合

こんにちは!OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。

せっかくJリーグが開幕したのに、サッカー観戦に出かけられていません。はやく気軽に遠征できる世の中に戻ってほしい……。あと、どこでも働けるようになりたい……。

「want」を数え出すと、止まらなくなります。

現状を受け止めねば。

今年はまだフレッシュな観戦日記を書けないので、JFL開幕直前記事を書きます。いろんな意味で思い出に残った、大事件に触れます。

次回はスタジアム観戦について書きたい!!!

JFLクラブを応援する醍醐味

わたしは地元の奈良クラブを応援しています。上京してからは仕事の都合でなかなか現地に足を運べていませんが、奈良クラブがどのカテゴリーに属していても、応援したいと思っています。

今年はJFL8年目なのですが、これまでで1番期待されている雰囲気を感じているので、楽しみです。

サッカーの楽しみ方は人それぞれですよね。

J1リーグの大きなスタジアムで、数万人が熱狂するようなエンタメ空間を求める人がいれば、観客数は500人でもコアなファンとして応援し、選手との距離感やコミュニケーションを楽しむ人もいる。

同じサッカーでも、チームやリーグ、地域性などによって、全く別の楽しみ方ができるんだと思います。

わたしがJFLクラブを応援する理由は、まず第一に地元だからです。高校生の頃から、奈良クラブのスタジアムで出会う人たちに育まれてきたので、そこに集まる人が好きだからという理由もあります。

では、奈良クラブを応援していて1番嬉しかったこと、楽しかったこと、インパクトのある思い出はなんでしょうか。応援しているのがJFLクラブだからこそ感じられた想いを振り返ります。

天皇杯

「天皇杯」といえば、どのようなイメージを持ちますか?

J1リーグを順調に駆け抜けるチームのサポーターは、「タイトル」を狙う一つのカップ戦としか捉えていない方もいるかもしれません。

しかし、J2以下のカテゴリーを応援していると、「ジャイアントキリング」を狙ってわくわくするはずです。

負けたら終わり、一発勝負、下剋上、勝負ごと好きにはたまらないワードばかり浮かびます。

わたしは、シーズン終盤でもない限り、リーグ戦より天皇杯のほうが楽しみでたまらないです。

奈良クラブを応援し、ジャイアントキリングの感動を味わったことがあるからなのでしょうか……。

しかし、そのジャイアントキリングは、無かったことになってしまいました。

これは、サッカーが好きな全ての方に、覚えていて欲しい大事件です。ぜひ、じっくり読んでください。

名古屋グランパス VS 奈良クラブ

2018年の天皇杯、奈良クラブは名古屋グランパスと対戦しました。相手のメンバーは、普段J1リーグで活躍するスタメン組です。選手たちも、一段と熱くなっているのを感じます。私たちサポーターも、気合が入りました。

試合は圧倒的な差を感じることなく進み、ずっと高揚感を持ち続けていました。しかし、前半アディショナルタイムに失点……。前半を0−0で終えたら勝てるかも!!と考えていたので、この失点にはドキッとしてしまいました。

後半がスタートし、奈良クラブの選手たちの気迫はより一層増しました。全員が勝つと決めてピッチに立っているのを感じて、誇らしかったのを覚えています。応援しがいがあるし、かっこよくて大好きだと叫びたくなりました。

終盤に金久保彩選手のゴールで追いつき、試合はPK戦へもつれ込みました。

PK戦では、奈良クラブのキーパーである藤吉皆二朗選手のファインセーブが連発し、なんと奈良クラブが勝利したのです。

ジャイアントキリングを現地で味わえたのはこの時がはじめてです。24年間生きてきて、名古屋グランパスに勝利した瞬間以上に興奮したことは思い出せません。

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最後のキッカーは、現在Youtuberとして活躍されている藤井貴之選手でした。勝敗がかかった一球を決めて、喜びの感情を爆発させる彼に惹き込まれました。すぐにユニフォームを購入した思い出の選手です。

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前代未聞の大事件

喜んでいられたのは、本当に短い期間でした。

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奈良クラブに何が起こったのか、同じ事件を繰り返さないためにも、ぜひ知っていただきたい内容です。PK戦のみの再試合が行われた理由を書きました。
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