【『ビジネスの魔法』なんて、そんなモノ】
#前田裕二
#メモの魔力
#ビジネスの魔法
『メモの魔力』
前田裕二氏の著作である。
大ベストセラーだ。
メモを取る、ことにより、自らを成功に導く。
そんな『魔力』を手に入れた、
前田氏の、
成功実践の共有である。
例によって、
私は、
夜の散歩のお供に、耳読書した。
Audible、ありがとう。
いつも、最高の相棒だぜ。
そのため、手元に、本はない。
読み返すことは、ないだろう。
というのも、
実は、私は、
前田氏が代表取締役を務める、
SHOWROOM株式会社への転職の面接のために、
『メモの魔力』を、
読んだ、
いや、
聴いたのだ。
これも例によって、
であるが、
『もう本は読まなくていい』の、
であるが、
前田氏の人となりや考え方を知るために、
であるが、
手っ取り早く、情報を仕入れた次第、
であるが、、、
非常に、面白かった、のは覚えている。
メモを取る、
という行為の実践方法であると同時に、
転用という考え方や、物事の発想法を、
丁寧に解説する。
たしかに、魔力的な、手引書であり、
前田氏自身の、今の続けているであろう、
成功のマニュアルでもある。
実際に、
メモ、取ってたな、面接中、ずっと。
でも、
30分の面接に、
10分も遅れてきて、
ずっと待たされてた私が、
手持無沙汰を紛らすために書いた、
ホワイトボードの内容は、
メモって、
なかったな。
あれ、物凄い価値、
あるはずだったゾ。
なんで、って❓
だって、
この私が、
命を懸けて臨んだ転職面接で、
しかも、社長最終面接で、
その社長に対しての、
今後の当社の継続的発展のための、
重要、かつ、必須の、
大事なプレゼンメモ、だったんだよ。
それこそ、
『ビジネスの魔法』だったんだよ。
それを伝えるための、大事なメモ、だったんだよ。
自分の組織の重要な役職の、
その最終社長面接に、
10分も遅れてくるような、
代えの利かない、大事な、優先すべき仕事が、
あったのだろう。
そんな彼のために、
解説の時間を節約するために、
書いた、
『ビジネスの魔法』の一部だった。
彼は、それを、一切メモ、取ってなかった。
一言、
スゴイですね、って、漏らしてた、かな。
じゃあ、
『メモの魔力』の使い手さんよ、
そっちを、メモ、取りなよ。
私は、思ってた。
でも、言わなかった。
珍しく、
面接という場で、
遠慮が、
出ちゃった、てへっ。
結局、
時間もない中で、
お互いを知ることも、
お互いの考えを交換することもなく、
お互いの強みや弱み、
お互いの想いを交差させることなく、
終わった。
少なくとも、
私は、
そう感じた。
彼が、ずいぶん遅れてきて、
ささっと、先に、部屋を出て、
残された私は、そう感じていた。
遺された私の想い、と、
ホワイトボードのメモ、と、ともに。
あれ、
消されたんだよな、その後、おそらく、すぐに。
でも、一方で、
話してる内容なのか、
次の会議のネタなのか、
私が話した、
『コンフィデンスマンjp』や『パラサイト』の、
エンタメとしての素晴らしさ、のことなのか、
彼は、
ずっと、
メモを取っていたけれど。
つまり、
そんなものだよ、
ビジネス書なんて。
誰かの書いた本なんて。
自分じゃない誰かの、
成功体験や成功指南なんて、
本当に、
『もう本は読まなくていい』。
目の前に座った、
真剣な人間の言葉や息遣い。
メモ取ってる余裕なんてない、はず。
でも、
彼にとっては、メモ、が大事。
メモ、こそ、世界を救う。
だから、彼は、
『メモの魔力』を、
できるだけ多くの、
成功を目指す『若者たちへ』届けたい。
何かを始める、
挑戦を始める、
失敗を始める、
老若男女すべての、
『若者たちへ』届けたい、
のだろう。
その気持ちは、
痛すぎて、
悪寒がするくらい、
分かる。
しかし、
届かない。
いや、
正確に言うと、
彼の意図したようには、
届かない、
はずだ。
私の経験上。
なぜなら、
『メモの魔力』は、
彼の、彼による、彼のための、
成功マニュアルだから。
だから、
『もう本は読まなくていい』。
そこには、
アナタの『答え』なんて、
書いてないから。
アナタの『正解』なんて、
どこにも、
書いてないから。
アナタの『魔力』なんて、
絶対に、
書いてないから。
書いてあるとすれば、
それは、
アナタが書いた本のはず。
それは、
アナタのモノだから。
彼のように、
メモをとることなんて、
他の誰にも、
できないよ。
それが、
彼らしさ、で、彼の存在意義。
これ、
最大限の賛辞だよ。
勘違い、しないでね。
それでは。
【いつか、また、どこかで】
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