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観光二次交通を強くすること

おつかれさまです。カワチです。
新卒コンビニ配属から観光系大学院進学ののち復職し、レジャーのための仕組みや施策を幅広く考える業務を担当しております。
社会人に復帰してから1年が経とうとしているのですが、ようやく最近何かをアウトプットできるぐらいの蓄積と余裕ができてきたので更新いたします。

タイトル「観光二次交通を強くすること」

「二次交通が整っていないこと」が、本当に観光客が来ない要因ですか?
この勘違いが往々にして起こっている気がしています。

AI自動運転、MaaSアプリ、デマンドバス、電子チケット…と「二次交通強化のための」ツールはどんどん成長しています。そこには大きな大きな落とし穴があり、どれだけ利便性が向上しても、「使う人(需要)」がなければ成り立ちません。

デマンドバスや自動運転バスをいれたから、観光客は増えるでしょうか。自分が観光するときに、二次交通が充実していることがどのぐらい重要でしょうか。

つまり、「観光二次交通の強化」を段階的に考えると、まずは「観光コンテンツの強化」が必要です。

はたして、観光スポットは人を惹きつけるだけの魅力があるのか

・人が魅力的に思う観光スポットを発掘できているのか

地域のどこに、どんな魅力を感じてほしいのか、何が地域の宝なのか。自信を持っておすすめできるお宝をしっかり発掘する必要があります。

・魅力的な観光スポットの情報発信はできているのか

魅力的な観光スポットがあっても伝わっていない、という状況も往々にしてあります。
このご時世情報発信が要みたいなところありますよね。
(ただ、この段階でもよ~~~~く見るのが、情報発信ツールだけが異様に先進的でお洒落で、観光スポットに関するストーリーや内容はスッカスカ!という謎の現象です。)

観光コンテンツの魅力度が強くなれば・・・

こまでで、ようやく「需要」を生み出す前提が整います。
この前提を整えないままに、交通の話だけ取り組んだって、「仕組みだけ整って乗る人がいない」という状況に直面するだけです。

というか、むしろ、この段階まで来ていれば、正直交通を便利にしなくたって、観光客はお宝を見にやってくると思うのです。

大それた交通システムを導入しなくても、ちょっと案内板をわかりやすくする。乗り継ぎしやすくする。それだけでサービスとして十分ということです。

おわり

交通「手段」の充実、情報提供の「方法」ばかりに注力して、根本的なことを解決できていないから、力を入れているわりに観光地が盛り上がらないのでは…と感じることが多いので書いてみました。
もちろん、高齢者など交通弱者を救うための仕組みという話になれば、また視点が変わってくるとは思います。
 
よんでくれた方ありがとうございます!
1,082文字でした~

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