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ハーバードの心理学講義、この言葉を皆のモットーに

今から約4年前に翻訳出版された

自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義

この本を読んで、本当に人生が豊かになった話をします。

また皆さんにキーワードとして、心に刻んでもらいたい言葉についての話。

そして、この経験をまだまだ若い世代に伝えたいという思いで綴ります。


ハーバードの心理学講義を読む前の私

この本に出会う前のまだ学生だった頃の私は、周りと自分自身を比較してしまう傾向にあり、常に自分に無い物に気を取られては憂いてばかりいました。


例えば、学歴。これは言うまでも無いですね。

過去に思い通りの進学が出来なかった事にいつも劣等感を感じ、現役で難関大学に行った友人と会っては、自分の人生から逃避したい気持ちに駆られていました。

この時点の比較で劣っている自分は、今後彼らより苦労する人生を歩むのだと言う勝手なイメージをもち、無駄な心配や憂鬱にエネルギーを奪われていました。自分自身と向き合い、真っ当な努力を積み重ねる気概も無いまま。


また、例えば、普段身に纏う物なども常に外に基準がありました。

流行りの雑誌を読んでは、自分も流行りの服を着なくちゃと駆り立てられ、自分が好きな系統では無さそうだなと思いながらも、流行っていると言う基準で服を買っていました。

そしていざ着てみると、当然雑誌のモデルのように着こなせず、自分の足が太いとか短いとか考えたり。いつも自分に無い物に心を囚われていました。


つまり、この時の感覚としては、自分は自分ではなく、他の誰かになろうと努めていたように感じます。



私を閉じ込められていた檻から開放した言葉

そんな比較の世界に囚われ、自分自身を見失っていた私を、この本が開放してくれました。

特に印象深く、今でも私の心に深く刻まれている言葉が

人は誰でも、あらゆる人に似ていて、一部の人に似ていて、誰にも似ていない。


この言葉を読んだ時、悪い夢から目が覚めた、そんな感覚でした。

私は他の誰でも無い、自分自身でしか無い。私は善なんだと。だから他人に目はくれず、とにかく自分自身と向き合えば良いのだと心の底から思うことが出来るようになったんです。

そして、今の自分はどういう人間か、どんな強みがあるのか、弱点は何か、どこを改善する必要があるのかと考えられるようになったわけです。


そこから人生は豊かになり始めました。

自分のアイデンティティー形成に努めるようになり、自分が好きなことにとことん取り組めるようになりました。他人と比べる雑念は無くなり、自分なりの道を着実に進むのだと思うことで、やり抜く力も発揮されるようになったと思います。

このようなマインドセットになってしまえば、日々出会う新しいことにどんどん興味が沸き、躊躇することなくトライしてみるようになるんです。すると、好きなことがどんどん増えていき、人生が未だかつてない程充実していくという好循環。



大きく揺らぐ現代だからこそ強く深く心に刻む

こうして人生が前向きに進み着実にレベルアップしていても、陥ってしまうことがあると、私は思います。

それは、レベルアップした先の領域で、またしても無意識に比較をしてしまうということです。

成長し、視座が上がり、関わる人や環境が変わり、また一段階上がったところで、いつの間にかまた誰かと自分を比べてしまう。

故に、一見幸せそうに思えても突然命を立ってしまう方がいるのではないかと思うんです。とてつも無い努力をコツコツ積み重ねてやっと辿り着いたからこそ、また次のレベルに既にいた人との大きな違いを感じ、いつしか絶望してしまうのだと。そして自分は全然ダメだと思ってしまう。

私も前向きに頑張っていても、無意識に比較のスパイラルにのみ込まれ、悩み出すことが往々にあるからです。現在はインターネットを通して、直ちに他人の成し遂げた事や駆け上がっている姿を嫌でも目にするので、非常に簡単に比較のスパイラルにのみ込まれる、そんな時代だと思います。


だからこそ、強く深く心に刻む必要があるのだと思います。

人は誰でも、あらゆる人に似ていて、一部の人に似ていて、誰にも似ていない。

是非自分自身でも、そして周りにいる人同士で確かめ合い、この言葉を掛け合ってもらいたいです。あなたはあなただ、あなたのままで良いのだ、と。


出来るだけ若い段階で知ってもらいたい感覚

そして若い世代に向けて。

この本によって比較の檻から開放されてからは、何事に対しても正しく努力し、着実に成長出来るという感覚を持ったと話ました。

だからこそ思うことは、もっともっと若いうちから正しい努力を積めるようになっておけば良かったなということです。

学業にしても、部活動にしても、勿体ない時間を過ごしたとつくづく思います。


だから、重ねてになりますが、この思いが廻り廻って色んな人に届くと願いを込めて。

人は誰でも、あらゆる人に似ていて、一部の人に似ていて、誰にも似ていない。

周りと比べて出来ないことや劣っていることなんてどうでも良いから、自分の得意なことや伸ばしていきたいことに集中して、自分なりの努力を積み重ねてもらいたいです。


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あなたがどの枝であろうが、1本の立派な存在なのだから。

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