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長短編小説 自分の意思で努力する

「もっと頑張らないと評価されないぞ。」
「はい・・・。」
「上司である俺等に評価されたいだろ。」
「はあ・・・。

 僕はこの会社で努力したいんだろうか。別にこの会社はあくまで生活費を得るというだけで考えているだけ。確かに多いに越した事はないけど、だけどその代わりに時間を奪われるようなことはしたくない。
それよりも本当にやりたい副業の方に時間を割いて、いつかそれを本業となれるように努力したい。
 でも社会人として今本業としているこの会社で、周囲の言う通りにうなづいてバランスを傾けたほうが良いのかな。
 
 でもどちらも努力していることには変わりはない。いくら残業をして月数万円収入が増えても、現状維持でも僕にはそれ程影響はない。

 しかし働く理由って何だろう。何の為にお金を得ようとしているのか。それは生活費と共に人生をより豊かにするため。
 だったら自分の時間を月に数十時間も使って残業したいのか。本当にそれで良いのか。
 
 いや違う。僕は本業でも確かにやるけど、それよりも努力の方向性は自分がやりたいことに向ける。そこでならいくらでも努力する。そして今は無理でもいつか、それを本業にして生きていく。
 これが将来の目標だ。

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