【Appleについて考える】何故、iPhoneは売れるのか

広告代理店でコンサルタントとして従事している吉田一貴です。
盆休みということで、GAFAの1社Appleについていろいろ考えてみたいと思います。

今後、世界に大きく影響与えるこの4社について知ること・考えることは重要だと思うので、勉強と思い書いていきます。

今回は特にエビデンスもなく書いていくので半分妄想的な要素もありますが、ご了承ください。

ジョブズの死

1つ目からインパクトの強いものを選びました。
しかし、これは個人的にはiPhoneが売れる大きな理由の1つだと思います。

ジョブズという才能の塊が命を懸けて作り上げたiPhoneがAppleが素晴らしいものであることは間違いないとユーザーは考えます。
※事実素晴らしいものではありますが、同じレベルの商品はここまでシェアをとっていない

少し調べれば出てきますが、ジョブズは褒められた性格ではなかったようです。しかし、人は死んだ人間をあまり悪く言いません。
ジョブズはある意味で最高のタイミングで亡くなったように感じます。革命が終わる直前に亡くなりました。もし、これより早ければ革命が半ばで終わり、遅ければいろいろな非難の的になったと思います。

日本だと、近い事例でに織田信長がいます。織田信長も天下統一直前になくなっています。これより早ければ他の武将と同じような扱い、実際に天下統一すれば非難の的になったでしょう。日本人は志半ばが好きなのです。
豊臣秀吉も、徳川家康も実際に天下統一に成功しいろいろ素晴らしい施策を行っています。でも、よいイメージを持ってないのでは？よいとこ取りしたなどネガなイメージでは？彼らも志半ばで終わっていればきっとそんなネガなイメージは持たなかったはずです。

このように、ジョブズは志半ばで亡くなることで、Appleというブランドを非難できないものに昇華させたといえます。
ジョブズという神のもとにApple信者が集まる宗教が完成したと言えます。

Apple Storeという存在

皆さんはiPhoneをどこで買いますか？
オンラインショップ、キャリア店舗、家電量販店などなどいろいろな場所で売ってます。

でも、せっかくなら、Apple Storeで買いたくないですか？
そして、さらにせっかくなら銀座など名だたるブランドが連なるApple Storeで買うなんてどうでしょう？
同じiPhoneでも凄くリッチで素敵な気分になるのではないでしょうか。

銀座、川崎、京都、新宿、丸の内、渋谷、名古屋、表参道、心斎橋、福岡
これらは、Apple Storeがある場所です。
どこで買っても気分がよくなりそうですね。経済・流行・文化の中心地と言える場所が並んでいます。Appleが立地にもこだわっているのが分かります。

今の時代は「もの」より「こと」を重視しています。
結果ではなく過程が大事なのです。

これだけオンライン化が進むのに、実際の店舗がなくならないのはオンラインでは味わえない顧客体験を提供することができるからです。店の雰囲気、他のお客さん、店員さんの接客などなどオンラインは提供できないものは多々あります。

○○山の湧き水というミネラルウォーターがあるとします。
・お店で買えば500mlで100円です。工数は店まで歩くだけ。
・実際に山まで汲みに行きましょう。交通費で3000円、工数は山登り。
論理的に考えればお店で買うでしょう。しかし、後者を選ぶ人も多いでしょう。
同じ水を飲むという結果を得るのでも過程が違えば感じ方は大きく変わります。

手が届くハイブランド

ブランドの価値＝値段×認知度
という考え方をすることができます。

値段から考えます。
人は高いものほどよいものと感じるようになっています。
コンタクトレンズが1000円で売ってたらどうでしょう？不安になりますね。
ちなみに、コンタクトレンズの原価は10円程度です。もちろん、いろいろなお金がかかるので今の値段が異常という気はないですが、どちらにしろ安くしたところで皆買いません。無意識レベルで「高いものほどよいもの」と感じているのです。

次に認知度です。
Appleがそこそこ高いものということは皆知っています。つまり、iPhoneを買うだけで、それを買う財力を持っていることを示せます。さらに、よいもの（＝高いもの）を買う人ということも一緒に伝わります。毎回、新商品が出る度に買い替えれば流行にも敏感ということも伝わるでしょう。
トータルすると、センスが良い人になれます。

Appleは自分がよいものを使っているという気分になりながら、周りにセンスがあると思ってもらえる素晴らしいブランドなのです。

しかも、車や時計と比べて手に入れやすいというハードルの低さもありながらも、車や時計と違い皆が凄さを理解できます。

さあ、ここまで来ると買いたくなってきますね。モテたければ最新のiPhone買いましょう。写真のクオリティが凄い一緒に写真撮ろう！！といっぱい言われます。最近のスマホはどれも写真のクオリティは凄いですが、知られてないのでモテません。

まとめ

・ジョブズは死して神格化された
・Apple Storeの顧客体験の提供戦略
・値段×認知度が高いので使ってればモテる
いろいろ妄想的に書いてみました。個人的にはApple製品はよい商品だと思っていますが、androidもよい商品はいっぱいありますが。

煽り風に書いてる部分もありますが、ブランド戦略、商品価値、シンプルなデザインなど好きになる要素はいっぱいなので、もしかしたら、私がApple信者になる日がくるかもしれません。