【投球後に必要な肩周りのリカバリー】
こんにちは!
今回は『投球後のリカバリー』について解説します。
■投球後の肩周りに起こる変化
投球後に肩まわりの起こる変化としては「筋出力の低下」があります。これは投球時に筋肉が使われ続けるからです。
疲労し、筋緊張が高くなった状態の筋肉は力発揮がしにくくなります。
また、肩のインナーマッスルだけでなく、肩甲骨周囲筋にも同様の変化が起きます。
しかも、これは”60球程度”でも起きると言われています。
まとめると、投球後は
これらの筋力が低下します。
■筋出力低下の原因と対処方法
この原因は筋肉内の血流が低下していることです。
そのままの状態で翌日を迎えると、疲労が抜けなかったり、痛みを感じたり、ケガにつながることになります。
では、どうすれば良いのでしょうか?
「血流をよくする」ことが重要になります。
その方法としては、軽い運動(筋収縮)をすることです。(有酸素運動も一つですがそれに関してはまた別の機会に解説します)
インナーマッスルのチューブエクササイズがありますが、これを”投球後”に行い、血流を改善させ、筋出力を戻ることが必要になります。
■投球後のリカバリーの実際
①インナーマッスル編
肩のインナーマッスル(腱板筋群)のエクササイズに一つにチューブを使ったものがあります。
ただ単にルーティンとしてやっていては意味がありません。
意識するポイントがあります。
〈ポイント〉
・肘を身体につけたまま行う
→純粋な肩の内外旋で行えるように
・30回くらい行える強度のチューブで行う
→強すぎるとアウターマッスルが優位に働きインナーマッスルが働きづらい
これらの代償動作はほとんどがチューブの強度が強いのが原因なことが多いです。
また今回紹介するのは参考論文より引用した方法であり、『より体幹にも刺激を入れながら行える』方法です。
スタビライズボール(バランスボール)上で姿勢を正しく保ちながら行うことで体幹筋群の収縮が入ります。
投球時も同じように体幹を安定させた状態でのインナーマッスルの力発揮が大事です。
以下の動画を見て、ぜひ参考にしてください!
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