「嫌われる勇気」を聴いた感想
「嫌われる勇気」を今更ながら聴いたので、まとめや感想を書きたいと思います。本を聴くってなんやねん、と思うかもしれませんが、Amazonオーディブルで聴きました。
といっても、今までいろんな人が紹介しているので、誰が素人の感想読むか!と思う人は、YouTube等で見る方がいいと思います。(笑)
アドラーって誰?
フロイトとユングって、皆さん学生時代に教科書で一度くらい見たり、聞いたりしたことはあるのではないでしょうか?
この2人と並んで心理学の三大巨頭と言われたのがアドラーです。
そのアドラーが提唱した、アドラー心理学を日本人の方がまとめたのがこの本です。
アドラー心理学とは何なのか?
アドラー心理学って、何を言いたいのか?
この本のいいところは、2人の人物の会話形式になっているところです。
すごく感情移入しやすく、ただ心理学のことがつらつら書かれているわけではないので、理解しやすいと思います。
わたしが、まとめるなら
①トラウマなんてものはない
②すべての悩みは対人関係
③貢献感を得ることが幸福
①トラウマはなんてものはない
わたしも、最初はいやいやトラウマはあるやろ!と思いましたよ。
でも、アドラーが唱える目的論からすればトラウマなんてないんです。
目的論とは、
心のどこかで、今のままがいいと思っているから、過去のせいにしているだけ。例えば、自分は変わりたいと思っていても、わたしには能力がないからとか、今の私の環境では無理だ、とか言ってなかなか変わろうとしない人がいたとする。でも、その人は実際には変わりたくないから、そういう話を持ち出しているということだ。
確かにそうかもしれない。
と思った。
②すべての悩みは対人関係
悩みが全部、対人関係って何を言い出すねん!って感じですよね。
ですが、この世界や宇宙に自分一人しかいなかったら、言葉もいらないし、コミュニケーションをとらなくてもいいし、なんの悩みも生まれない、孤独という概念すらないのです。
そう考えると、すべての悩みには少なからず、相手が存在します。
また、課題の分離が大切と述べられています。
これは何かというと、それが自分の課題なのか人の課題なのかをしっかりと考えなければいけないということ。
例えば、職場で、自分のことを嫌っていたり、良く思っていない人が居るとする。でも、それは自分がどうしたところで相手は変わらない。自分のことを好きになるか嫌うかは相手の課題であって、自分には介入できない問題である。
他には、勉強しない子供に勉強しなさいと言っても、実際に希望の進路に進めなかったりするのは、子供の課題であり、周りの人がずべこべ言うことではない。土足で踏み込んではいけないのだ。
③貢献感を得ることが幸福
誰かに貢献できているということが幸福である。ということだ。
ただ、アドラーは承認欲求を否定している。
でも、人は誰かに認められたいと思うことは、ごく普通じゃないのか?
アドラーは、誰かに認めてもらおうとすると、その人が望む行動をしてしまう。それは、もはや他人の人生を生きているのと同じだ。とまで言っている。
人にどう思われるかではなく、自分が貢献できていると感じること。それが幸福だということです。人がどう思っているかは、その人が決めることであって、自分はどうすることもできない。先ほどの課題の分離につながりますね。
大富豪の人でも働いている人はたくさんいます。別に働かなくても生活はできるのに、でも、働く。これはお金のためもあるかもしれませんが、実は、貢献感を得たいがための行動なのです。
わたしが思ったこと
実際、聴いてみて実践するのはすごく難しいと思いました。でも、少し片隅に置いておくことで、これからの人生が少し幸福になるような気がします。実際に、わたしが書いたことは解釈に間違いがあるかもしれません。
ですが、嫌われる勇気をもって行動する。勇気の心理学である、アドラー心理学を生活の中に少しでも取り入れることができればと思います!
本日も読んで頂きありがとうございました。
皆さんもぜひ読んだり、聴いたりしてみてください。
リンクを貼っておきます。
Amazonオーディブルは初月無料ですし、一冊は無料で読めるのでぜひ試してみては?
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