【アニメレビュー】『明日ちゃんのセーラー服』『その着せ替え人形は恋をする』【★★★★★】
W 覇 権 ア ニ メ
でしたね(o・ω・o)こんにちはオタクです。
1月にコチラのnoteで紹介した2作品。
アニメ化前から大好きな作品でしたが、ものの見事に覇権アニメになりましたね。
特に『着せ恋』の方はTwitterでファンアートが溢れかえってました。
さすがに『明日ちゃん』は原作の博先生の作画クオリティが高すぎてなかなかファンアートとして載せる人は多くなかった印象。
2022年冬アニメ、大成功した2作品ですが、制作はどちらも CloverWorks
2022年冬を席巻したと言っても過言ではないでしょう。
『着せ恋』ではコスプレやものづくり(衣装や雛人形の頭師)に対する "可愛さ" と "誠実さ" を描ききり、
『明日ちゃん』では少女たちの何気なくも一生に一瞬しかない "可憐さ" と "繊細さ" を描ききったと思います。
言わずもがな『作画崩壊』なんて揶揄される事態は起こすことなく、 全12話を完走したのは圧巻の一言でした。
□『着せ恋』の コ コ ス キ
2作品の特にスキだった回を紹介。
『その着せ替え人形は恋をする』
6話「マ!?」
この回は1度目のコスプレイベントに参加して距離が縮まった 五条 新菜と多川 海夢の二人。
と五条くんが作ったコス衣装に一目惚れして家までお仕掛けて来た人気レイヤーの乾 紗寿叶が次のコスプレについて熱く語る回。
新キャラのジュジュ様(紗寿叶のコスネーム)がとっても魅力的な回。
に登場する架空のアニメ『フラワープリンセス烈!!』のキャラクター「二階堂シオン(プリンセスリリィ)」とその姉「二階堂ネオン(ブラックロベリア)」をカエルは語りたい。
実はこの架空のアニメに関する作り込みがやたら本気。
二階堂シオンの中の人(声優)は宍戸留美さん。
代表作の1つに、
『おジャ魔女どれみ』
(1999年 - 2003年、瀬川おんぷ、ロロ) - 4シリーズ
二階堂ネオンの中の人は桑島法子さん。
代表作の1つに、
『ハートキャッチプリキュア!』
(2010年 - 2011年、明堂院いつき / キュアサンシャイン)
さらにテレビ画面サイズを2000年代初頭の当時のサイズで表現。
ちなみにその直前のカットのサイズは↓
『フラワープリンセス烈!!』のストーリー&キャラクター設定は『カードキャプターさくら』『おジャ魔女どれみ』『プリキュア』のオマージュが露骨に垣間見える(モロ見えてる)
■『フラワープリンセス烈!!』の颯馬くんと朔夜くん↓
■『カードキャプターさくら』の桃矢お兄ちゃんと雪兎さん↓
あとメインでは登場しないけど、
『フラワープリンセス烈!!』の主人公の天花寺ミライ / プリンセスディジー
の中の人が丹下桜さん。
代表作が
『カードキャプターさくら』の木之本桜(1998年 - 2000年)
もうこれガチってレベルじゃねーぞ!!
ニチアサ作品(『おジャ魔女どれみ』とか『プリキュア』の時間帯作品)の偉い人と『カードキャプターさくら』の関係者に怒られるぞ!!
1クール中に2〜3回登場するかも怪しい劇中劇作品にどんだけ本気なんだよ。
という制作の本気がスキ。
『着せ恋』は序盤からとかく大人気でしたが、この6話から間違いなく覇権アニメになったのは疑いようがない。
□『明日ちゃん』の コ コ ス キ
『明日ちゃんのセーラー服』
8話「次は勝ちたい」
競泳会です(o・ω・o)超絶作画な回。
引き合いに出すのは野暮なんですが、京アニの『Free!』と比べても遜色のない「泳ぐという動き」へのこだわりを感じた回でした。
中でもめちゃくちゃカッコいいカットは
「ターンの瞬間」
水泳部の水上りりと、野生児で運動神経抜群の明日小路の水泳対決のワンシーン。
特に語りたいのは、二人のターンのスタイルが異なり(明日ちゃんはクイックターンを知らない)ターンで差がついてしまうこと、そしてその差を埋めるための明日ちゃんのターンの躍動感を作画の枚数を調整することで演出している所です。
手前からのカメラアングルで二人のターンの違いを丁寧に描き、水上りり⇒明日小路の「方向転換までの動き」はゆっくり細かく作画枚数を増やすことで滑らかな動きを見せる。
一方、明日ちゃんが方向転換を終えた直後はカメラアングルが壁側に移り、明日ちゃんの尻のアップからスタート。
手前からの奥に向かって「跳躍する明日ちゃん」のカット枚数は、動画枚数を少なく「中割を減らす(中割とは原画と原画の間の動画)」ことで瞬発力を演出する。
という、先行するりりの素早いターンをゆっくり見せ、遅れた明日ちゃんがこれから巻き返す、という期待を感じさせる躍動的なカット。
って作画と演出がサイコー。
(蛙・ω・)<いったい何枚の原画を描いたんや!!!!!!!!
『明日ちゃんのセーラー服』の原作コミックは、「アニメの様な滑らかな作画(と人間の筋肉や髪や服や風などの微細な変化)」を楽しむ漫画だとカエルは考えているので、この競泳ターンのカットは特に最高。
……という意味ではその他の回でもとにかく滑らかで「三次元の人が動いているかのような作画」はもう全部スゴイと思ってるし、すごいスキ。
「神は細部に宿る」
を地で行くアニメーション(アニメーションの語源は、魂や生命を意味するラテン語アニマ。 そこから派生したのが「生命を吹き込む」という英動詞アニメート[Animeito])。
(蛙・ω・)<これだからアニメはやめらんねぇよなあ!!!!
ってことで、今期覇権アニメ2作品についてレビュー(という名の早口オタク語り)でした。
まだ観ていない人はぜひぜひ観てみて〜
(o・ω・o)ノシ
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