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劇場版"再編集"『傷物語』を3回観たら三部作を観てない人にオススメしたくなったので書くnote

『étoile et toi』フランス語で「星とあなた」を意味する、劇場版『傷物語』のED曲。

で、歌詞を和約すると以下の様になります。

参考

上動画は過去三部作『傷物語 冷血編』に使用された『étoile et toi [édition le blanc]』ですが、現在公開中の再編集版では、男性ボーカルが入った『étoile et toi [édition le noir]』が使用されているんですよね。

で、何が言いたくて冒頭からこんな話をしているのかと言うと、

三部作では西尾維新が書いた『傷物語』という作品を映像化する事を目的に作られていて、
再編集版ではキスショットと暦の2人のエピソード、それも"馴れ初め"にスポットが当てられている。

って事なんですよね。

2人にスポットが当てられているというのは、パンフレットにも書かれている事なので読んだ方はご存知だと思うのですが、三部作では羽川翼がかなり登場していて、それも可愛く描かれてヒロインしているものですから、かなりその印象が強く残っちゃうんですよね。良くも悪くも。
いや、羽川翼が可愛い事に悪い事なんて無いんですが。

しかし、そういうふうに監督の尾石達也さんに言われてしまうと、確かに再編集版ではキスショットが暦の事を考えているシーン、暦の心情を慮るシーンが強調されているように感じます。

で、ここからが私が本当に言いたい事なんですが、

再編集版では、最後の一文が、読まれていない。

んですよね。
さながら、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の少佐への手紙の様にです。

三部作を先に観ている方は、

「え、アレ言わんのん?」

と思ったのではないでしょうか。
私は思いました。
それでも問題無い編集になっているのですからさすが尾石達也監督って感じなのですが、再編集版で、キスショットからでっかい➡️やじるしを向けられている暦を観て、そして『étoile et toi [édition le noir]』を観た事によって、


(蛙;ω; )<3回めがいちばん泣けた。

という訳です。

公開5週目の入場特典が欲しくて観に来た今回が

いちばん泣けたというのは自分でも意外だったのですが、再編集版で、

I 鉄血篇:64分
II 熱血篇:69分
III 冷血篇:83分

を155分にまとめて、羽川翼含むその他の大事なシーンを大幅にカットしたのは、ちゃんと意味があったんだ、と感じました。

再編集版を観た人が三部作を観たら、めちゃくちゃ感動するんじゃないかな。

(蛙・ω・ )<むしろ、三部作を未だ観ていない人に向けた再編集版なのでは?

というくらいある。

逆に言うと、三部作を先に知ってる人にとっては物足りなさが大きかっただろうな、とも思うのです。私自身が初見時にそう思ったので。

(蛙๑╹ω╹๑ )<尺的に色々カットされたらそうなるか〜

と思ったワケですが、3回目の観賞を終えた今は納得のいく満足。
そして早く『étoile et toi [édition le noir]』をApple Musicで聴けるようにしてくれ!
と思う気持ちでいっぱいです。
男性ボーカルが何て囁いているのか教えてくれ!
和訳も頼む!!

と思う気持ちでいっぱいです。

意味を知るともっと泣いちゃうと思うんだよなぁ。


映像と音楽に関しては劇伴の都合上、カットできるシーンとそうでないシーンがあったとのことですが、メイン声優の4人、暦役の神谷浩史さん、キスショット役の坂本真綾さん、羽川役の堀江由衣さん、忍野役の櫻井孝宏さんは声を撮り直しているので(忍野は違ったかも)、再編集版との演技の差も感じれると思うし。
三部作でしか得られないものを感じてほしいと思います。

最後に、今回の再編集版では新たに劇場版パンフレットが発売日されている訳ですが、

このデザインが(おそらく)白無垢姿をイメージしてあるということだけ、お伝えしておきます。


(蛙ω )<だから、今作は「2人の大事な馴れ初めの物語」なんだよなぁ。

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