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ニッキー・ヘイリー米大統領の誕生を望みたい・・・が、現実的に無理か・・・

世界のなかの日本のポジショニングにも影響を与えるであろう、アメリカ大統領選挙。

恐らく、共和党が勝つだろうと思われるが、現在その有力候補は、

①ドナルド・トランプ 前大統領
②ニッキー・ヘイリー 前国連大使
③ロン・デサンティス フロリダ州知事

に絞られている。

個人的にはニッキー・ヘイリー大統領の登場を期待したい。

安倍総理なきあと、トランプとどのように向き合うか?

安倍氏が存命であるという前提であれば、日本にとってトランプ大統領の再登板は悪い話ではないと思うが、その安部氏はもういない。

現職時代、トランプ氏から「オレはこう思うんだけど、シンゾーはどう思う?」というという電話がちょこちょこあったらしいが、これって日本(敗戦国)の総理大臣が世界最強国(戦勝国)の意思決定にある程度影響力を及ぼしているということで、安部氏登場以前の日本外交の体たらくを考えれば驚くべきことである。

その安部氏を失ったあと、アメリカ・ファーストに突き進むトランプ大統領と、ある程度寄り添いながらも信頼関係を築ける人がいるだろうか?

わざわざリスクを冒すことを望む必要はなく、ニッキー・ヘイリー氏であれば伝統的な共和党路線となることが予想され、日本としても付き合いやすいと思われる。

ニッキー・ヘイリー元国連大使とは?

では、ニッキー・ヘイリー氏がどんな人物なのかを、ニュース記事からみていこう。

米共和党指名候補争いは1月23日、第2戦となるニューハンプシャー州予備選が行われる。トランプ前大統領が独走する中、穏健派の党員が多い同州に注力しているのが、ニッキー・ヘイリー元国連大使(51)だ。

上記記事より引用

ニューハンプシャー州予備選は、初戦のアイオワ州党員集会と並ぶ序盤の山場だ。ヘイリー氏は昨年9月頃から支持率で躍進し、11月のCNNなどの調査では20%で2位につけた。トランプ氏の42%には及ばないが、2位争いのライバル、フロリダ州のロン・デサンティス知事(45)の9%を上回った。

 ニューハンプシャーの予備選は「無党派層」と有権者登録をした人でも投票できるため、陣営は「反トランプ票」をまとめれば勝機があるとみている。

 集会会場にいたフロレンス・クロンクさん(70)=写真=は、「ニッキーは、国を前に進めるために反対意見にも耳を傾ける。分断が進むこの国がまさに必要としている大統領だ」と語った。

 ヘイリー氏はインド系の移民2世。保守地盤の南部サウスカロライナ州で政界に進出し、2010年の州知事選で勝利した際は、保守強硬派と見られていた。15年に白人至上主義者が黒人9人を射殺する事件が発生すると、州議会議事堂の敷地に掲揚されていた南北戦争の「南軍旗」の撤去を決断した。保守一辺倒ではないバランスのとれた政治家として、共和党のホープと目されるようになった

 トランプ政権では17~18年に国連大使を務め、外交政策に明るい。孤立主義的な主張のトランプ氏と一線を画し、過去4回の候補者討論会でウクライナ支援の継続を明確に訴えた。「世界は燃えている。強い指導者が必要だ」とし、「米国の復権」を主張する姿は、トランプ氏に勝てる候補を求める党員の支持を広げる原動力だ。

上記記事より引用

国を前にすすめるために反対意見にも耳を傾ける。分断が進むこの国がまさに必要としている大統領だ

この意見に、私が言いたいことも凝縮されていると思う。

分断されているのはアメリカだけではない。世界が戦火につつまれ、分断がすすむ。アメリカファーストを推し進めるだけでは、世界の分断はより深まるだろう。

さらに、共和党という保守政党において、「インド系」「女性」大統領を誕生させることは、新時代の象徴にもなる。象徴的な意味においても、めちゃくちゃいい人選ではないか・・・と思っている。

ただ、虚実織り交ぜた情報戦が活発化するなか、ヘイリー氏が不利だとする論調もあるようだ・・・

次の「ニューハンプシャー州の予備選」が、ヘンリー氏の分水嶺となる。

デサンティス氏が撤退・トランプ支持表明

・・・と思ってたら、記事アップ直前に「デサンティス氏が撤退・トランプ支持表明」と報道あり。

正直なところ、ヘイリー氏の現実的な勝ち筋は、デサンティス氏が撤退し2位・3位連合を組んだ場合と思っていたので、デサンティス氏がトランプ支持に回ると、ヘイリー氏の予備選勝利は極めて困難となる。。。

よほどのことがない限り、これでトランプ氏再選はほぼ確実か・・・トランプ氏と渡り合えそうな日本の政治家は、誰かいるだろうか?

(画像は写真ACから引用しています)

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