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日豪・エネルギー分野で安定供給を目指す!

オーストラリアは、QUADのメンバーであり、いまや日本と準同盟関係にある。したがって、日本にとって、アメリカに次ぐ水準に重要な国である。

LGN・石炭安定供給に向けて、さらには水素エネルギーや、レアアースのサプライチェーンに関しても関係を深化させていくことで同意したと報道があった。

オーストラリア・メルボルンで8日、西村康稔経済産業相やファレル貿易相らによる日豪経済閣僚対話が行われ、オーストラリア産の液化天然ガス(LNG)や石炭の安定供給へ連携することで一致した。協力の範囲を水素エネルギーの活用や重要鉱物の供給網構築に広げることでも合意した。  環太平洋連携協定(TPP)の新規加盟も議題となり、対話後に記者会見した西村氏は「日豪の立場は完全に一致している。経済的威圧のような不当な制限的慣行は協定の目的や高い水準に反する」と述べ、加盟交渉入りを求める中国を暗にけん制した。

「石炭」は、欧州からは白い目で見られがちなエネルギー源であるが、日本の石炭火力は効率性に優れ、オーストラリアは石炭の供給先を求めている。

また、石炭の残りかすから、次世代エネルギーの有力候補である水素を取り出す事業も進んでいる。

日本とオーストラリアは、環境分野でもwin-winになれる相性の良い間柄である。

コロナ担当大臣のイメージが強く、最近まであまり好きではなかった西村産業大臣だが、ここ数か月、エネルギー政策関連では良い動きをしている。引き続き、オーストラリアとの多面的な関係強化には期待したい。

(画像は写真ACから引用しています)

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