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日本・オーストラリア水素連合の第一歩:実証実験成功の件

暗いニュースが多い中、日本にとって明るいニュースが1つ。あまり大々的に報道されていないが、しっかり注目していたので、めちゃくちゃかみ砕いてまとめてみる

世界初の「液化水素運搬船」実証成功

"世界初の液化水素運搬船を使った水素供給網構築の実証事業成功を記念した式典が9日、神戸市中央区、神戸空港島の神戸液化水素荷役実証ターミナルで開かれた。岸田文雄首相や参加企業の社長ら約50人が出席し、くす玉を割って祝った。(中略) 実証事業は本年度末まで続き、豪州との間をさらに複数回往復し、搭載する液化水素の量を変えて技術的なデータを取得する計画。商用化に向けては水素の調達コストを下げる必要があり、川重子会社などが今後、液化水素運搬船や貯蔵タンクなどを大型化する別の実証事業を本格化させる。"(上記記事より)

一言で言うと、「液化水素の運搬に世界で初めて成功しましたよ~」ということ。

何が凄いかというと、

①液化水素は不安定で、船で運搬するなんてめちゃくちゃ難しかったが、それに成功した!

②しかも、水素の原料は、オーストラリアで取れる石炭の残りカスでめっちゃ安い!

ということである。下記記事にわかりやすくまとめているので、ご参考いただきたい。

岸田総理も式典に出席したのは、非常に良かったと思う。政府もこのプロジェクトに力を入れている証だ。

日本とオーストラリアの連携は、21世紀の世界秩序の中で極めて重要な役割を果たすのではと期待している。

特にエネルギーの多角化がタイムリーな話題となっているいま、「石炭の残りカス→水素」というテクノロジーは、単なるカーボンニュートラル社会の実現以上の意義があることだと思っている。

引き続き、日本ーオーストラリアの連携深化に期待したい。


(画像は写真ACから引用しています)

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