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世界は欺瞞に満ちている:自然を破壊して太陽光パネルを敷き詰める件

阿蘇山のふもとがこんなことになっているという報道があった。

現地に行くと、かなり多くの太陽光パネルが設置されていて、鮮やかな緑の大地の色は、真っ黒なパネルに埋め尽くされそうになっていた。 広大な敷地に、約20万枚ものパネルがズラリと並ぶ太陽光発電所だ。 熊本県は、このまま景観が損なわれ続けた場合、世界文化遺産の登録が難しくなると危惧している。 住民に話を聞くと「(パネルは)あまりよく思わない。環境は大事にしないとね」「ソーラーパネルも共存共栄していかないと。世界の阿蘇に恥じないようにしてもらえると助かる」といった声があがった。

上記記事より

住民の「環境は大事にしないとね」という言葉が、スパイスが効きすぎていて笑えてしまう・・・

「環境のため、再生エネルギーを増やすんだ!(`・ω・´)」

と言いながら、環境を破壊している愚を、見事に表現している。

そして、知事の発言までもが・・・!

この土地は昔から牧場として使われ、“遊休地”となっていたところに、再生可能エネルギー事業を展開する会社が“事業用地”として選定した。 そして2022年に、九州最大規模の太陽光発電所として稼働。阿蘇山のカルデラの周囲約121キロの「外輪山」と呼ばれる場所の付近にある。 熊本県の蒲島郁夫知事は、「外輪山の中には太陽光パネルを敷いてほしくない」とした上で、「一度、メガソーラーのパネルが敷かれたら、撤去するのはほとんど不可能ではないか。再生可能エネルギーをもっと増やしたいという気持ちと、でも、自然を残したい気持ちと…」と話す。

上記記事より

再生可能エネルギーをもっと増やしたい気持ちと、でも自然を残したい気持ちと・・・

この禅問答のようなコメントは、味わい深い。

再生可能エネルギーをもっと増やしたい気持ちと、でも自然を残したい気持ちと・・・

ジワジワ来ません?

再生可能エネルギーを増やすこと≒自然を破壊すること、ということを、本能的に認めていることが良く表れている。

このように、太陽光発電がエコ、というのは欺瞞に満ちている。これと相似関係にあるのが、BEV(電気自動車)界隈や、昆虫食界隈である。


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