生きて死ぬ あいだの生
休日をふいにすると
ぴったりだと思われて
乾いた笑いが起こる
ほんとうは悲しいのに
まっすぐそのまま言えない
ふふっと言ったあと
小学生の頃
一時期毎日通った
あの美しいとは言えない川に
波紋が広がっていく
獲った魚もろくに触れない
釣りの真似事
幸い一匹も釣れなかった
それなのに
連日通っていた時期があった
あれはどうしてだろう
釣りは父に教わった
父はどうして釣りを教えたのだろう
今思えば
一人で釣りへ行くこともない人だったのに
一時間前や昨日降った雨ではない
たぶん何