Illsutration_Fes food

絵を描きました。

小学3-4年生ぐらいの時だったか、友達数人と一緒に祭りに遊びに行った。駅周辺の飲食店が総出で路上に店を出し御神輿がいくつも道路を通り昼から酒を酌み交わし...みたいなそういうタイプのやつだ。

親から小遣いをもらってはいたが、食べ物全てがお祭り価格ということもあり小学生の懐事情では少々食べ足りない。
そんな話をしながら別行動していた友達の相澤くんと合流すると「え、そんなん仲良くなって貰ってくりゃいいじゃん」と言い放ち、道端で出来上がっている10人ほどのおじさんの輪に一人でズンズンつっこんでいった。数秒後にはそこにいたおじさん全員を大爆笑させ、相澤くんがこちらを振り返って手招きしている。子供心に大したもんだなと思いつつ満腹になるまで焼き鳥をたくさん食べさせて貰った。席を立つとき相澤くんはしきりに「来年払いにくるんで！」と捲し立てており、「将来は詐欺師だな！」と笑われながらその場を後にした。おおらかな時代だ。

絵を描きながら、翌年お金を払いになど全然行ってないことを含めて思い出しました。世代間で繋がることがなかなかに難しい情勢ですが、あのとき食べさせて貰った焼き鳥ぶん、上の世代から受けた恩ぐらいはなんとか下の世代に還元しながら生きていきたいものだ。