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虜になった推理ゲームの記憶

子供の頃にしたゲームで一番記憶に残っているものと聞かれた時、真っ先に何を思い浮かべるだろうか。

ポケモン、ドラクエ、モンハン、マリオシリーズなどなど。

数多くのゲームが子供達を夢中にさせたことだろう。

しかし、どれだけ多くのゲームに魅了されようと
隠しきれない自分の弱点がすぐさま顔を出してしまう。

それは「ゲームをするのが下手」ということ。

戦闘ゲームではキャラを使いこなせず自滅するし、RPGでは中ボスが倒せなくて挫折してしまう。せめてラスボスまで到達できれば、最後まで頑張ろうと思うのだろうが、中ボスではその気概も湧かない。

そんな自分にとっての唯一の救いとなっていたのが「推理ゲーム」だった。

主にテキスト形式で進んでいくゲームで、話の進行は基本的にボタン1つで進んでいくし、物語としての完成度も非常に高い。何より中ボスを倒せなくて挫折することがない。非常に見逃せないポイントでもある。

そして「推理ゲーム」の何よりもの魅力と言えば
息をつかせない展開と謎に満ちたストーリー。

一度没頭してしまうと中々中断できずに、寝る間も惜しんでプレイを続けてしまう。この章で終わりにしようと思うのに「もうちょっとだけ」とほんの少しでも次の章の冒頭を見たが最後、底なし沼に引き込まれていく。

というわけで、最近はあまり手に触れる機会はないのだけども、せっかくの機会なので今回のnoteで自分がこれまでに夢中になった推理ゲームの思い出を振り返ってみた。

それでは。

「レイトン教授」シリーズ

有名な考古学者で英国紳士であるレイトン教授と、その助手を自称する少年ルークの二人がナゾに満ちた街を駆け巡る、本格謎解きファンタジー。

そんな「レイトン教授」シリーズの大きな特徴と言えるのが、物語が進んでいく渦中に仕掛けられたいくつものナゾ。

シンプルな謎かけだけでなく、論理パズルのようなギミックが搭載されたナゾも多く登場する。

子供の頃は意地になって、何としてでもヒントを見ずにクリアしたいと思い挑んでいると、気づいたら一つの問題に1時間以上も悩んでしまうことも度々。

そして、個人的に好きだったのが
このゲームがまとう素朴な世界観。

舞台となるロンドンの街の雰囲気、ポップで親しみやすいデザイン。
そんな世界を登場キャラクターたちが駆け巡る。

あと地味に声優陣が豪華で、レイトン役の大泉洋さんとルーク役の堀北真希さんのコンビが好きだった。また見てみたいな。

「逆転裁判」シリーズ

弁護士である成歩堂龍一が無実の被告人たちを救うべく、強力な検事たちと法廷バトルを繰り広げる、ミステリーアドベンチャー。

そんな「逆転裁判」シリーズの虜になったのはおそらく小学生の頃。

父親がやっているのを見て、自分も始めてみたところ瞬く間に夢中になった。

そして「逆転裁判」シリーズの魅力と言えるのが
その濃密なストーリーと息もつかさぬ法廷での攻防。

シリーズ三作品を通して明かされる壮大な一つのストーリーを、最後まで体感した時の感動はとてつもなかった。

ただ、この作品はシリアスな要素だけでなく、個性豊かな登場キャラクターたちが繰り広げるコミカルな会話のやり取りも魅力の一つ。

裁判中でさえ、笑い転げてしまいそうになる掛け合いやリアクションが点在しているので、現実では起こり得ないような雰囲気の法廷を楽しむことができる。

あのオバチャンの証言を聞いた時の衝撃は忘れられない。
どこまでも憎めないオバチャンなのだ。あの人。

「ダンガンロンパ」シリーズ

あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げるために設立した「希望ヶ峰学園」で突如として巻き起こるコロシアイゲームから逃れるために戦う、ハイスピード推理アクションゲーム。

そのポップな絵柄とは裏腹に、ブラックユーモアが混じった過激な描写も多く、その独特な世界観は唯一無二。

「ダンガンロンパ」を初めてプレイしたのは大学生の時で、しばらくゲームをすることがなかった時期が続いていたのだけど、どうしてもストーリーが気になって買ったところ、一瞬で最後までクリアしてしまった。

この作品の代名詞とも言えるのが、コロシアイゲームの中で遺体となって発見されたキャラクターを殺した犯人を突き止めるために開かれる「学級裁判」と呼ばれるパート。

それぞれの証言に潜む矛盾を探して論破することで
徐々に犯人へと近づいていく。

もちろん各章で起こる事件だけでなく、大筋のストーリーに隠された謎も衝撃の連続で、一度やり始めると軽率に止め時を見失ってしまった。

絶対にネタバレされたくないゲームなので、少しでも調べようとは思わずにきなったらゲームをやり始めるのが吉かもしれない。

最後に

書いていると想像以上に懐かしさが込み上げてきて、すぐにでも実家を探し回りたい衝動に駆られてしまった。

ここで振り返ったゲームたちは、自分がこれまでの記憶を消し去って、真っ白な気持ちでまた一からやり直したいゲームたちばかり。まだ未プレイの人たちが本気で羨ましい。

そんなわけなので、少しでも気になった人は動画を覗いてみて欲しい。きっとやりたくなるから。

ところで、他にもおすすめの「推理ゲーム」なんかがあれば、是非とも教えて欲しいなと。今すぐやるから。


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