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WEB上に架空の商店街を作って支援できないかな?

僕は今までもお店の人と仲良くなるタイプではないので、人よりも店や食事に愛着を持つタイプだ。

先日会社近くのうどん屋さんに行くとシャッターが閉まっていた。ここの天むすが最近のお気に入りだったので、店が閉まっていることは非常に困る。さてここで、このうどん屋さんがECサイトを作ることで劇的に状況が好転するのだろうか?恐らく、それはないと思う。

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さてここ最近「ECサイト」というキーワードがものすごい勢いで上がっている。この状況で多くの企業がWEB上での出店を検討していることがうかがえる。

そもそもECサイトって?

electronic commerceの略でWEB上で決済や申し込みなどができるサイトの事であるが、そもそもサイトは作るだけでは何の意味もない。特に決済や申し込み、問い合わせを促すサイトに複雑は機能や造形は不要だ。訪問者は情報を求めて来ているのである。

時々、見習いデザイナーの方がお洒落なカフェのサイトを作るが、そのカフェの情報で知りたい事は、今日お店が空いているかと営業時間、場所じゃないだろうか?メニューや雰囲気はインスタやグーグルで事足りる。

次に必要なのが集客だ。集客には2種類しかない。無料の集客か有料の集客である。有料はもちろん広告だ。しかし無料の方はサイトのコンテンツ力やSNSでの発信力も必要で、さらに時間もかかる。広告とはその時間短縮のための費用だ。

うどん屋さんは何を提供していた?

このうどん屋さんは「1.食事する場所」と「2.空腹を満たす食事」の2つを提供していた。しかし、コロナの影響で人が集まってしまう「食事する場所」が失われてしまい、「空腹を満たす食事」すら提供できなくなってしまったのだ。

このうどん屋さんの商圏はそれほど広範囲ではないだろう。つまり、遠く離れた人の空腹を数日後に満たす通販のビジネスモデルには不向きだ。やるとしたらウーバーイーツなどの出前だ。

集客経路はどうだった?

基本的にWEB上の情報は能動的な働きかけにより得ることができる。そもそもスマホやPCを起動し、アプリを立ち上げなければ情報は得られない。

しかし、このうどん屋さんには「能動的」に通う方の他に、店前を歩く方の「突発的」な集客もある。仮にWEB上にお店を出店しても、この突発的な集客を獲得するには、通行人の多い場所にお店を開かなくてはいけない。独自ドメインでサイトを立ち上げるとは、誰も通らない道にお伊勢を出すのと同意だ。それではふらっと立ち寄る集客は不可能だ。

ここまでうどん屋さんについて考えてみたが、多くの店舗にも言える内容だがまとめてみたのがこれだ。

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そう、最も問題だと感じたのはこのタイミングで物販を行う店舗が「ECサイト」を作って、この状況を乗り切る事はかなり難しいという事。

そのため、解決する方法がないかと考えてみた。

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1.店舗ごとではなく同じ商圏内にある地域で共同でECサイトを作る
そもそも全く売れていなかった店舗が、ECサイトを作ったからといっていきなりぼろ儲けできるわけではない。だが、通常なら支払われていたお金がサイトを介して店舗に流れる装置があれば可能ではないか?さらに1店舗だけではなく同じ商圏にある店舗が同じサイト内に属することで、WEB上での「商店街」が擬似的にできるのではないだろうか?

2.デザイナーやマーケターが参画
重要なのはこの時期に「見栄え」や「世界観」といった売上と因果関係が明確になっていない領域を最重要視することだ。だからこそ集客経路やPR、SEOなども含めた地域住民との接触機会とサイト内のアクション導線を同時に考える必要が必須だと考えている。

3.地域住民に認知、賛同、支援ができる仕組み
支援したい人もいれば、支援する機会がない人、支援するつもりがない人、すべての人にとって普段利用していた店舗を形を変えて利用できることが何より重要だと思う。僕は普段うどん屋さんに支援のつもりで通っていた訳ではない。でも、サイトを通じたりウーバーイーツで運んでくれるならお願いしたい。それが通常より少々金額が上がっていても支援になるなら全く構わない。

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これは理想論になる可能性は非常に高いと感じている。店舗にとって今まで活用しなかった仕組みへの参入ハードルは思ったより高い可能性がある。また業種によっては活用できないこともあるだろうと考えている。

思いついた時にツイートしてみたらフォロワーさんの少ない僕にも多くの方が反応してくれた。さらに、色んな方の意見も聞きたくなりzoomでの会議も開催した。

なんと30人ほどの方が参加してくれ、様々な意見を出してくれた。すでに近しいサービスを実施されている方や、困っている店舗を知人に持つ方などがアイデアや懸念点を示してもらえた。この時の議事録は近日中にnoteにもアップしようと思っています。

今後は?

実際にどういった仕組みを作ればどのような支援ができるのか、という答えは定まっていないが「1日でも早く」「できる限りシンプルに」できれば、1店舗でも多くの支援に近づけるのではないかと考えている。4月中には答えをだし多くの方の協力を得て支援したいと考えている。

最後に

さらに多くのアイデアも募集しています。よければDMでも意見もらえると嬉しいです。


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