推し活「ファンレター」やってみた
気軽にできそうでできない推し活 第1位「ファンレター」
推しのイベントでプレゼントとファンレターが送れるとのことで、生まれて初めてファンレターを書きました。
文章を書くだけと思っていましたが、心配性と凝り性で想像以上に時間がかかりました。
備忘録として、調べたことや悩んだこと含め色々書こうと思います。
私と同じくファンレターを書こうと思っているけど、どうしたら良いか困ってしまった方の助けに少しでもなれば幸いです。(あくまで体験談です。この考え方、やり方が正解という訳ではありません。)
ファンレターの内容
一般的なファンレターのフォーマットは
です。
肝心の推しに伝えたいことですが、色んな方のファンレターの書き方を調べ、書いた方がいい内容と書かない方がいい内容をまとめました。
なので、ファンレターの構造的には以下のようになると思います。
もちろん送る相手によるとは思うのですが、基本的には上記の内容でいいと思います。
今回ファンレターについて改めて調べたところ、ファンレターは自分の思いの丈を全てぶつけるものではなく、推しに喜んでもらうものだと再認識しました。(言われてみれば、私も推しに対するクソでかい感情をそのまま手紙にしたら分量も内容も他人には見せられないものになってしまいます…)
ファンレターを書き始める前に、上の分類に従って推しへの感情と推しに伝えたいことを整理するといいかなって思います。
その他、私が気をつけた点としては、
なるべく具体的にその推し特有の好きを自分なりの感想で書く
ということです。
例)なるべく具体的に
例)その推し特有の好きを自分なりの感想で書く
みたいな感じです。
あくまで個人の意見ですが、誰が見ても「その推しの事を書いているんだな」と分かった方がちゃんとファンなのが伝わって良いと思います。
ファンレターの書き方
推しに伝えたいことがなんとなく決まったら、次はそれぞれ一言ずつ書き出します。ついでに推しの情報も列挙しておくと頭の中で考える内容が減って他のことにリソースを割けるのでオススメです。
実際に書いてみて「好きなところ」と「配信やボイスなどで良かったところ」がある程度重複してるのに気が付きました。
なので、文章の展開として「好きなところ」の具体例として「配信やボイスなどで良かったところ」を繋げるようにしました。そのため、以下のように具体的に分類しました。
伝えたいことと具体例の組み合わせが出来たので、あとはテンプレートに沿って書いていきました。
書き始めと書き終わりは個人差が出にくいとは思うので、一旦コピペして後から自分の言葉で調整すれば良いと思います。
内容以外の注意点としては、
手書き
手紙の量はほどほどに(2~3枚が目安らしい…)
twitterアカウント、youtubeアカウントを書く
難しい漢字や表現を使わない
個人情報を書かない
これらは少しでもファンレターを読む推しの負担やストレスを減らす工夫です。
手紙の量は文字の大きさや間隔などで変わるのであくまで目安です。しかしあまりにも文章量が多いと、読み手は書き手の伝えたいことが何なのか分からなくなるのは事実だと思います。
「文章量≠推しへの愛の大きさ」だと思うので気を付けたいです。(私は少しばかりの自語りを削ったらおおよそ半分の4枚になりました…こわ…)
こだわりポイント
どうせならこだわりたい人向けです。
というか自分が語りたいだけ。
私のこだわりポイントは
①ページ数を書く
②可愛いシールでデコる
③手書きのオリジナル便箋
④香水で香りづけ
⑤シーリングワックス
⑥全ての漢字にふりがなを付ける
①ページ数を書く
1/4のようにページ数を書くことで全体のボリューム感が最初に伝わるのと、スタッフさんが確認した際にトラブルがあっても順番がおかしくならないようにという保険も兼ねています。
②可愛いシールでデコる
見たときに少しでも楽しい気持ちになってもらいたいという意図です。私は推し色を基調としたシールを手紙の余白にペタペタ貼りました。
③手書きのオリジナル便箋
シンプルな便箋に推しマークを基調としたデザインを描きました。とはいえ言うほど大したものではないですが、オリジナル感がでるのと描いてて楽しかったです。もっとこだわる方は印刷や箔押しする方なんかもいらっしゃるそうです。
④香水で香りづけ
いい香りが好き、ファンレターも嗅ぐと推しが公言していたので付けました。使ったのは「マジョリカマジョルカマジョロマンティカ808」です。理由はラストノートが「マシュマロムスク、アンバー、サンダルウッド」だからです。自宅にあったも中で最も推しの好きなウッディ系になるので、これにしました。
届くまでに時間がかなりかかるので香水を使う場合はトップノート、ミドルノートではなく、ラストノートで判断するのが良いかもしれないです。
⑤シーリングワックス
手紙で憧れるものと言えば、やはりシーリングワックスですね。私はこのために一式揃えちゃいました。
ちょうど推しがハリーポッターを全話見たと言っていたので、ハリーポッター見たらシーリングワックス憧れるかもと思い使用しました。(もちろん自分が使ってみたかったのもある)
なるべく可愛くなるようにドライフラワー(?)も添えました。
⑥全ての漢字にふりがなを付ける
私の推しは漢字に強くありません。その為のふりがなです。どの漢字が読めないのかは、こちらからは推測できなかったので全ての漢字に書きました。無くて困ってもあって困るようなことはないと思い推し色のペンで書きました。見た目的にも少し可愛くなりました。
レターセット
星の数ほど選択肢がある中から、選んだのはこれです。
封筒と便箋の上品な色と高級感のある紙質がすごく好みだったのでこれにしました。
あとは最初から封筒にはペンでデザインしたいなと思っていたのでなるべくシンプルなものを選びました。
お店に行くと分かるのですが、レターセットは想像以上に選択肢があります。ネットだけでなく、お店などに実際に見に行ってみるのもオススメです。
実店舗は質感や色合いがリアルで感じられるので、なんかこう色々と刺激されます。
一方で実店舗で見る際は商品の未開封状態しか確認できないので、購入前にネットで全体や細かいところも確認しておくと安心です。
こだわった結果はこんな感じ
デコったことで、文章で抑えたクソデカい感情がちょっとにじみ出てきてます。
悩んだこと、迷ったこと
全てのオタクが推しにファンレターを送ってほしいので
・何を書いたか
・どうやって書いたか
を先に説明しました。
とはいえ同じくらい手紙の内容を添削し、何を書かないかも考えました。
個人の試行錯誤として、一般論としての書くべきではない内容について、どう解釈したか、どう考えたかを書こうと思います。
(完全主観です。神経質な方だと思います。適宜無視で良いです。)
①推しに「何」を知ってもらいたいか考える
手紙を書く目的ですね。目的は1つにするべきだと思いました。
私の場合は
・推しに推しの良さを知ってほしい
です。
なので、今回はその他の
・私がどういう人間か
・私の推しに対するクソデカい感情
は伝わらなくてよいと思いました。
文章の添削時には、
「推しの良さ」と「関係のない情報」と「マジカルバナナをした(直接関係が分かりにくい)情報」は消しました。
簡単に言えば、「推しの良さ」と「学業/仕事の状態」は関係ないです。
仮に関係があっても、その関係を理由を説明するのに1文必要なら消しました。
もちろん、ファンレターで伝えたいことが
「推しのおかげで頑張れた。感謝を伝えたい」なら「学業/仕事の状態」
は理由を説明しなくても関係が伝わるので書いていいと思います。
②「推しのため」か「自分のため」か
ファンレターは推しに喜んでもらうものらしい。
なので、「書かない方がいいこと」「注意点」は、
推しは喜ぶか?「自分のため」に書いていないか?
という観点でチェックした結果なのだと解釈しました。
例として私の解釈を載せます。
あくまで私なりの解釈です。異論あって良いと思います。
自分なりに解釈や判断をするのが大事だと思います。
③「補足説明」が多すぎないか確認する
私はこれ多かったです。
その情報が推しに本当に伝えたい情報なのかは、チェックした方がいいかもしれないです。
私は推しの良さを説明するため以外の補足情報は極力なくしました。
それでも手紙4枚です。
今回ファンレターを書いた感想
想像以上に大変だった。
ただ、それ以上に楽しかったし謎に達成感もありました。
漫画家さんのツイートでファンレターの力が凄いことはなんとなく理解していたものの、一度も誰にも出せずに人生を過ごしてきました。
今回は良い機会だったので本腰を入れてファンレターというものに向き合っ
てみました。
そもそも私自身文章を書くという行為自体苦手です。就活のESや仕事の資料作成でも苦労してきました。
そういう時に個人的に役に立ったのが、テンプレートと体験談です。
私は情報を整理することが極めて苦手なので、テンプレートは非常に助かります。また、手順や注意点が想像できるので体験談もとても参考になります。
今回手順を含め赤裸々に体験談を書いたのは同じような人の助けになればと思ったからです。
あとファンレターについて調べていて、女性の推しにファンレターを送ったという情報をまとめてる方が少なくて驚きました。今回参考にさせてもらった記事や動画はほとんど男性アイドルや男性配信者のファンの方達でした。
↓送った具体的な文章含め丁寧な解説。ラジオの手紙職人もやってる方。ガチ。推される側の気持ち含め解説してる。動画自体も面白い。
↓今回参考にさせてもらった中で唯一Vtuberへのファンレターのレポ記事。こちらは郵送までの手順が丁寧に解説されている。一番参考にさせてもらいました。
男性へのファンレターだからと言って、内容に違いはないですが、状況や感情をそのまま自分と重ね合わせて参考にするのが難しいと感じることもありました。(偏見ですが女性は感謝を文章にして伝えるのが非常に上手な印象があります。交換日記や手紙交換など小学生の頃から文字で感謝を伝える文化があるからでしょうか?)
そこでただのオッサンが推しにファンレターを出す記事で、ファンレターのハードルが少しでも下がれば良いなと思いました。(結局は先人の皆様の焼き直しになっただけかも…)
また、推し活としてファンレターはとても優秀だと思います。
今回私はファンレター関連はLOFTで集めましたが、100均でも可愛いデザインのレターセットやシールがたくさんあります。
↓100均も活用されてる。シンプルで可愛くてオシャレ。マジで値段とか関係ないんだと思い知らされました。
お金や環境の必要な「切り抜き動画」や「ファンアート」、学生が手の出しにくい「スパチャ」と比較しても比べ物にならないくらいハードルが低いと思います。
小粋なジョークや詩的な表現は必要ないです。好きになったきっかけと好きなところだけでも伝えてみませんか?
残念ながら私個人も長く推し活を続けることができるかは不明なので、推し活としてのファンレターを書いてみたい人の少しでも参考になったら嬉しいです。
1人でも多くの人がファンレターを出し、1人でもファンレターで幸せになる推しが生まれれば良いですね。
それでは皆様よい推し活
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