スパイスカレー(Pさん)

 スパイスカレーを、また作った。
 スパイスのイメージとして、「華やかに香る!」というのがあるかもしれないが、それはそれとして、食っている旨みとしてもっと別の印象がやってくる。
 それは、意外だが、「噛めば噛むほど味がする」というものだ。
 クミンとコリアンダーの種の、それぞれホールスパイスを入れて、油でテンパリングするのだが、その粒がいい具合に焦げているのが、最終的にカレーに混ざっているようになり、その粒を噛み締めた時に、なんとも言えない独特の味が広がる。そしてそれが、華やかなスパイスというよりは、都昆布とか、するめとかみたいな、噛んで味わう系の味わいを持っていることが、何となく意外だった。
 今、レシピをそれしか知らないから、カレーばっかり作っているのだが、そのうち、カレーだけではないスパイスを使用する料理も覚えたい。
 自分の中で、何が定番化するのか楽しみだ。

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