読書のスペクトル(Pさん)

読書のスペクトル(Pさん)

うさP

 仕事前に本を読もうと思っても全く頭に入ってこない。読んでいて、読んだ内容というか言葉は違わないのに、自分の中に入ってくるものが違うというのを、素朴なことではあるが常々不思議に思っていた。かといって、人間の内分泌系とか、気分とかそういったものほど不定形な感じはしない。そのように悟り返っている人もいる。書いてある内容など二の次で、その奥にある、言葉には出来ない気分をかき立てる為だけにあるのだ、というような。そこまでは思えないが、表面的なものの奥の方に何かがある、というのは、おそらく充実した読書に必要なものなんだろうと思う。
 だから、気にすることが多い状況では、ぜんぜんその深みに入れないので、読めないと思うのは当然なのかもしれない。
 そしたら、気が散ろうが何だろうがとりあえず読むということは、意味のあることなんだろうか。逆に、完全に集中出来るような状況ばかり選んでいると、そういう時間はほんのわずかであることに気がつく。これも、全てかゼロかという問題ではないんだろう。
 作業も全く進んでいない。困った。

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うさP
文芸サークルの崩れる本棚のウサギノヴィッチとPさんによるアカウントです。不定期更新で「そんなことまで言っていいの!?」「Pさんの笑ってコラえて」をやっています。ほぼ毎日更新。