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#3_4 (ちょっと遅いけど)アイドル業界にひろゆきが襲来した話①

我々はAKB48を忘れてしまっていた。
気付けば指原莉乃も峯岸みなみも卒業し、気付けば大島優子が結婚していた。
いつから我々はAKB48の存在を気にしなくなったのか。あの10年代に日本を席巻したAKB48が全局で冠番組を失ったからだろうか?年に一回のお祭りである総選挙の中継が無くなったからだろうか?そもそも「オワコン」と一括りで片付けているからだろうか?

そこに圧倒的な著名人が力を貸した。
元2ちゃんねる開設者、近年では「論破王」として数多のメディアに出演しつつ、自身のYouTubeで100万人を超える登録者数がいる、あの西村博之(ひろゆき)である。

ということで、テレビ東京系列で現在放映中の
乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜
の方映画2021年7月から始まった。
第1回(公式的には0回?)ではAKBの歴史を辿るものとなったが、第2回に満を辞してひろゆきが登場したのだった。

今回は第2回で行われたメンバーとひろゆきの内容を2回にわたって押さえてつつ、独自の論で内容を深めていきたい。

AKBの良さって?

岡田奈々が先陣を切る。
「坂道グループさんは(乃木坂の)良さがあるから、AKBはAKBで素敵でいたいから、そこと比べて乃木坂に勝ったら全てがいいが違うと思う。」
ひろゆき問いて曰く
「AKBの良さって具体的にどういった部分?」
岡田奈々答えられず。
ひろゆき応えて曰く
「本人が良さがわからないなら、ファンもこの子すごいと言えない。坂道だとカワイイというわかりやすい魅力がある。かわいい子と何もない子のどちらを応援するかは明白。顔だけでなくてもAKBの良さは48人いれば出てくるはずなのに、それが出ないのは作ってないかメンバーのことを知らないからでは?」

私が#3_1でUSPについて解説したところと全く同じところを突いている。

結局のところ、興味のない人に興味を持たせるには「(他と違って/ここだけの)こんな魅力がある」ということを運営なりメンバーなりが提示してあげないと、ファンは理解できないからそりゃ新しい人には見つけられないし、既存ファンが友達に紹介もしずらい状況になってしまう。
確かに今までのAKBのコンセプトである「会いに行けるアイドル」は地下アイドルの台頭により握手だけでなくチェキも撮れるようになり、かなりAKBのUSPが希薄になっている。
例えばアイドルの大型フェスでもいまのAKB に求められていることは全盛期の言い訳Maybeなどの楽曲を披露することであり、最新曲出なかったりしているのも、USPが「過去の懐かしさを思い出してくれるアイドル」とベクトルが過去に向いてしまっていることが問題である。

話題性がない?

田口愛佳が続く。
「歌番組に出ても、SNSでAKBの名前を見なくなった。話題性に欠ける。」
ひろゆき応えて曰く
「事務所側が頑張らないなら、自分たちで作るしかない。SNSでバズりたいなら、ヒカキンさんの動画と全く同じものを次の日にアップすれば100日やれば(ヒカキンさんのファンが見るので)バズれるはず。話題にしようと思うならやれることはすぐ見つかる。」
田口愛佳応え曰く
「やれって言われたら私もやります」
ひろゆき応えて曰く
「やれって言われたらってのだと、言われないからこのまま。独自にやれる人が結果を出す。」

マジで手厳しいことを言っているが、実際問題凡人にできることはすごいことではなく量で継続することである。これぞまさしく「言うは易く行うは難し」である。
例えば、指原莉乃が過去に話題になったものとして「1日のアメブロ投稿数」というものがあるが、これがなんと驚異の一日200投稿(1時間に8投稿、7分に1投稿ペース)である。
他にも「SHOWROOMの連続配信日数」「YouTubeの連続投稿」など様々なものがあるが、多くの人気YouTuberが初期に毎日投稿を続けていたのは継続することでコンタクトポイントを増やすだけでなく、毎日だからの期待値ハードルの低さも一つ理由だったのではないかと考えられる。

若者の人気

西川怜が続く。
「若者人気が乃木坂さんはすごく、そこで越されたのでは?」
ひろゆき応えて曰く
「TV番組はスポンサーの広告収入のため。視聴者が商品を書くことが重要。高校生とおっさんであればおっさんの方が金持ってるのだから、おっさんを集めてお金を使わせた方がレギュラー番組の話も来る。ライブも物販で儲かるからイベンターがブッキングする。本当に重要なのは若者より金。」

これは半分正しくて半分間違っている。
そもそも課題を「AKBとしての経営」なのか「AKBとしての人気」なのかを定義しなければならず、おそらくひろゆき氏は前者に言及をしている。
前者における考え方は正しいので、「おっさん相手にしてればAKBは安泰だよね」というのは事実である。

ただ、おそらく今回の話は後者についてであり、それまで言っていた話題についてである。
話題になるとは多くの場合場所はネットやSNSである。
ただ、SNSで拡散力があったり、知り合いを連れてくる(支え)のはやはり若者の方が多いのである。感覚だけど。
ただそれを真とするならば、AKBの人気を取るにはやはり若者人気が必要であって、前に書いた懐古のためのAKBではなく、脱皮した、新しいAKBで若者も刈り取っていくことが必要となる。

AKBのイメージ

小林蘭が続く。
「AKBは最近見ないなど悪いイメージが先行している。」
ひろゆき応えて曰く
「話題になるかどうか。AKBは組織戦ができるから、一人一人の頑張りを100人単位でできればAKBに触れる機会は増えるはずで改善は簡単にできる。」
小林蘭応えて曰く
「20日間毎日ダンス動画を上げたが難しい。」
ひろゆき応えて曰く
「20日毎日ダンス動画をあげるのは、同い年の友達で何人できないか。ダンス動画は誰でもできるので、量がすごいからバズる。20日で効果出ないのは当たり前。」

手厳しすぎて…
話題性のところに記載してます。

ということで前半終了です。

続編はこちら

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