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世界へ羽ばたけ

松本 太
工学部・電気自動車専用リチウムイオン電池、燃料電池


留学生時代のチームメイト

プロローグ

私は1968年生まれ。小中学生の時には野球に熱中し、外国人に初めて会 ったのは高校生になった時、海外はまさにテレビの中の世界で、日本テレビで毎年行われていたアメリカ横断ウルトラクイズを見て、アメリカは広いんだなということを感じていました。メジャーリーグベースボールのオールスターチームが日本に来て試合をするのを見て、すごいパワーだなと驚いていた世代です。時は過ぎ大学生になると、今考えると何となく海外に出かけることが頭に出てきた時期で、読書と映画が趣味で、読んだ本は『深夜特急(沢木耕太郎著)』、『遠き落日(渡辺淳一著)』など旅もの、留学もので、映画はバック・トゥ・ザ・フューチャー、フィールド・オブ・ドリームスなど、まさにアメリカ的な映画でした。大学院生になると研究室には中国、インドの学生がおり、野茂英雄がメジャーリーグベースボールで大活躍をはじめ、サッカーワールドカップに日本が初出場と、常に世界を意識することが日常になってきました。私だけでなく、日本中が世界に目を向けてきた時代です。私も世界を目指し出ていきました。自分では、いろいろ準備してから海外へ出たという気でしたが、準備はほとんど効果が無く、すべてにおいて失敗を繰り返し、多くを学ばなければならない状況でした。海外生活は5年に及びましたが、この中で様々な経験をしました。横断歩道を渡っているときに、止まっている車から急にクラクションを鳴らされ、びっくりして横断歩道を渡るのをやめ、なぜクラクションを鳴らされるのかがわからず、どうしようもなくなってしまって、悔しくなり、寂しくなってしまったこともありました。しかし、今考えてみるとあの時の経験は私の大きな財産になっており、何でも一から立ち上げられる自信になり、挫折した時にも努力すれば「またできるさ」というような気になれます。皆さんも海外に出て初めての世界で新しい生活、新しい人間関係を作り上げるところから始め、自分自身の力を試してみてはいかがでしょうか?

この作品では、私が海外で体験した様々な文化の違い・失敗・楽しかったこと等をご紹介します。これを海外での注意書として読むか、海外での失敗談として笑って読むか、いろいろな読み方があると思います。どちらにしても深く考えずに、このようなこともあるのだなと気楽に読んでもらえればと思います。私がしてしまったような失敗をせずに楽しく海外生活を過ごし、海外でも生活できる自信と交友関係を築いていってください。これらは人生の本当の自信と良い思い出になるでしょう。著者も、皆さんがかけがえのない経験をしてくれることを願って書きました。楽しんで読んでいただければ幸いです。

2023 年 2 月 松本 太

【各章目次一覧】

※各章のタイトルをクリックしていただくとページに飛びます

第一章 入国・出国・ビザ・パスポート

1.ビザ取得 最初の難関です。
2.O-1ビザ お前は何者?
3.もう少し入国審査の話
4.飛行機の中でやっておくべきこと
5.飛行機の乗換をスムーズに
6.出国あるある

第二章 英語でのトラブル

1.何度言っても伝わらなかった英語の発音
2.やらかしてしまった私の英語

第三章 住宅・保険・食事

1.アメリカの住宅事情
2.アメリカでの生活で苦労したことBest1
3.アメリカの保険事情
4.パーティーに参加

第四章 交通・安全

1.旅先で出会った悪い人・良い人?
2.私が感じた人種差別
3.運転免許証の取得
4.自動車の取得
5.独特な交通ルール

第五章 お金・仕事

1.就職活動
2.貯金が消えた!
3.同僚が消えた!

エピローグ