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桑田泰秀
2023年8月4日 15:44
月が物心ついた頃には、地球はたっぷりの水と大気に包まれ青々としていました。 地球には、草木が茂り、色とりどりの花が咲いては散り、また咲きました。小さな虫が地を這い、大きな虫がその上を飛びました。水中に、地上に、空中に、へんてこな生き物が生まれては消え、また生まれました。 一方、月は、いつまで待っても何の変わりもなく、そのでこぼこの表面は、熱すぎるか冷たすぎて、どんな小さな命さえそこに芽生え