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登山と目標

山に登っていて良かったことの一つに、目標を常に持てたことがあります。

私は、ある山に登れば、さらに高い山に登りたいと思うようになります。より高い山に登ったら、より難しいルートで山に登りたいと思うようになります。

登りたい山やルートを決めて、無事に登ることができたら目標達成。そして、また新たに登りたい山やルートが自然と出てきます。

あの山に登る!という目標を常に持てたことで、毎日の学生生活をただ漠然と過ごすことが少なかったように思えます。去年までは。

残念なことに、今年は山に登る機会が減ってしまい、最近は日常生活をぼ~っと過ごしてしまうことが多くなってしまいました。山に行かなくなった理由としてコロナの影響もありますが、少し体を壊してしまったからです。

今年の前半に左肺の自然気胸(肺の一部に穴が開く症状)を患ってしまいました。1週間入院し、生まれて初めて全身麻酔による手術を受けました。

手術は無事に成功して気胸の症状は完全に無くなったのですが、時々、手術跡がピリピリ痛みます。

痛む度に、また気胸を患うのではないかと不安になります。術後の再発率はかなり低いようですが、ゼロではないようです。登山が気胸の原因だったのかは分かりませんが、肺に負担のかかる登山はしばらく自粛するようになりました。コロナの影響もあって、結局今年はまだ本格的な登山に一回も行けていません。

登山から距離を置くことで、私にとって山に登ることは日々の目標であり、大げさに言えば、生きがいだったのかなと思うようになってきました。

また、山に限らず、人生のなかで目標を持たせたくれるものは大事にした方が良いんだなと気がつきました。

目標を追うことができなくなったときや目標を失ったとき、毎日の生活がとても味気無いものに変わってしまうことを今回のことやコロナ禍で痛感しました。


今年は、登山と離れたことで色々考えさせられました。けれど、やはり山に登れない、登らない日々は私の生活を虚無なものにしてしまうようです。

そろそろまた、山に登り始めてみようと思っています。肺に負担の掛かりにくいであろう近所の低山辺りから登ってみることにします。

もう一回山に登って、目標や生きている手ごたえみたいなものを再び見つけられたいいなと思います。もちろん山の魅力も。

今日はここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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