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雪国の雪対策

ご無沙汰しております。くわろくです。

さて、今冬も厳しい寒さと大雪が日本各地で報じられています。立春を過ぎましたが、私の住んでいる地域の春はまだ遠く感じます。

今年度から仕事の関係で山形県に住んでいます。山形県のなかでもかなり雪の多い地域で暮らしています。ちょっと調べてみたのですが、豪雪地帯ではなく「特別」豪雪地帯に指定されているようです。

私にとって生まれて初めての雪国での暮らしです。出身は福島県ですが、実家は中通り(福島県は海側から浜通り、中通り、会津に分かれています)の市街地でしたので、「雪国」出身かといえば微妙なところです。

昨年の三月、今住んでいる町の配属先に決まったときから冬の雪は覚悟していました。冬になり、確かに苦労は多いですが、豪雪地帯であるがゆえに、雪に対する対策はしっかりと考えられていました。

雪の積もった朝に除雪車が町のなかを除雪してくれます。まだ真っ暗な早朝から除雪を行ってくれて本当に有難い限りです。

除雪をする場合、豪雪地帯となると、雪の置き場所が重要になってきます。春に今いる町に来た時、やたら町のなかに空いたスペースがあり疑問に感じていました。しかし、冬になりそのスペースの用途が分かりました。そこは除雪車が除雪した雪を溜めておく場所でした。今は5~6mぐらいの雪山が形成されています。このスペースのおかげで道が雪で極端に狭くなるといったことが起こりにくくなっています。

他にも流雪溝が町のなかを流れています。
人力で除雪する時に、この流雪溝に雪を落とすことで、雪の排雪が可能になります。排雪を行えることで、道路や家の敷地に長く雪が残らず、ガチガチに路面が凍結することがあまり無いように感じます。

雪国出身の人から見ればこれらのことは当たり前のことなのかもしれませんが、雪の少ない地域で育った人間から見ると、なるほどなと感じてしまいます。

ただし、これらの対策があったとしても大雪になれば除雪は大変です。朝仕事行く前に除雪して帰宅してからまた除雪・・。

除雪しても除雪しても積もる雪に自分の心も雪に埋もれてしまいそう(心が折れてしまいそう)な日が時々あります。だからこそ、冬の朝に日が差すと、もう嬉しくて嬉しくて仕方ありません。

太陽の光がこんなにも人を元気にするんだなと気づけたのは、雪国での暮らしがあったからだと思います。

春を待ち望みながら、もう少し雪との暮らしを楽しんでみたいと思います。

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