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登れなかった山

飛行機で移動し、山に登る計画を立てたことがありました。

以前、鹿児島の薩摩半島の南端にある開聞岳(924m)に登る計画を立てました。

予定は二日間でした。初日は最寄りの空港から飛行機で鹿児島空港に行き、その後、バスで指宿まで行きそこで宿泊。翌日に指宿から電車で麓近くの駅で下車。開聞岳に登り、また同じ経路で帰る予定でした。

だいたいの予定が立ったところで、とりあえず飛行機と宿を押さえておきました。

ここで私の悪い癖なのですが、細かいコースタイムの計算を先延ばしにしてしまいました。

そして、出発の前日に細かいコースタイムの計算や計画書の作成を始めました。

「ん?」

コースタイムを立てて、それに合わせて帰りの電車やバスの時間を探していたのですが、ちょうど良い時間の電車やバスがありません!

どんなに急いで登っても、帰りの飛行機に間に合わないことが判明しました。

「あぁ、なんでまずコースタイムから計算しなかったのだろう・・」

がっくり。今から飛行機をキャンセルをしてもキャンセル料を取られてしまいます。

仕方がないので、山には登らないで、開聞岳の近くまでは行ってみることにしました。

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指宿駅前です。実は、この時初めて鹿児島県に足を踏み入れました。

私は東北出身であるため、南国感をとても感じます。

ところで、この「指宿」ここに来る前は、恥ずかしながら「しじゅく」と読み続けていました。

「いぶすき」と読むようです。難しい・・


そして、翌日

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指宿枕崎線で、開聞岳がよく見える西大山駅まで行ってみました。

西大山駅はJR日本最南端の駅です。

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駅の看板の日本地図を見ると、ここは日本の南なんだな~と改めて実感します。

エジプトの都市、アレクサンドリアと同緯度であることは驚きです。


駅から少し歩いて、本来、登るはずであった開聞岳を目に焼きつけておきました。

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本当、形がシンメトリーで美しいです。

薩摩富士と呼ばれるのには納得です。山に詳しくない人に、これは何山?と尋ねたら、富士山!って答えが返ってきそうですね。

開聞岳の美しさに感動しつつ、あの山の頂上に立ちたかったなぁとやっぱりちと後悔。

今度は、余裕をもった計画を立て、次こそ開聞岳を登頂したいと思います。

今日はここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。



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