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やまがた百名山 倉手山(くらてやま)-梅雨明け、夏空に聳える飯豊連峰を望む-

今年の東北南部の梅雨明けは、例年、昨年より早く発表されました。

梅雨が明け、連日山形でも30℃越えの日々が続き、いよいよ本格的な夏が来たのだなと実感するようになってきた7月中旬を過ぎた頃。

梅雨明けの晴れ間を狙って、前から登ってみたかった倉手山(くらてやま)に登ってきました。

倉手山は、山形県の南部、西置賜郡小国町の飯豊連峰の目の前にある山です。

標高は952mとそれほど高くはありませんが、山頂からは飯豊連峰を一望できるそうです。


JR小国駅から町営バスで登山口近くのバス停(飯豊梅花皮荘バス停)までアクセスできますが、本数が少ないため今回は車で登山口近くまで向かいます。

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朝から夏の青空が張り出しています。登山口からも飯豊連峰の稜線をくっきりと眺めることができます

駐車場には私の車を含めて3台。今のシーズンでしたら、飯豊に登りに行く人の方が多そうです。

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登り始め・・いきなり急登です。

GWに登った百石山もそうでしたが、豪雪地帯にある山は一つ一つの山がかなり急峻な気がします。やはり雪で斜面が削られ急峻な山容が形成されていったのでしょうか。

ひぃひぃ言いながら、ゆっくりゆっくり登っていきます。

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急登を過ぎると、徐々に展望が開けてきます。山頂に行くまで、一旦下って登っての鞍部を通ります。

風があれば非常に気持ちいいのですが、この日は全くの無風。

梅雨が明けて、待ってましたと言わんばかりの太陽の日差し。

だんだん暑さにやられてきました。木陰に入るたびに休憩を取るほどバテてしまいました。

木陰で少し長めに休憩を取り、力を振り絞って最後の急登を登ります。

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なんとか山頂に着きました。三角点が設置されています。

さて、山頂からの飯豊連峰の眺めはどうでしょうか。

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やや雲はかかっていますが、夏の飯豊の山々を眺めることができました。

夏山らしい景色です。

5月のGWに百石山から飯豊連峰を眺めたときと比べれば、かなり雪が少なくなっています。とはいえ7月でも所々にはかなりの残雪があるようにも見えます。

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飯豊連峰の登山コースで有名な石転び沢の大雪渓が見えます、

稜線の左側には小さく梅花皮(かいらぎ)小屋も確認できます。

このとんでもないくらい暑い日の雪渓歩きは最高だろうなーと思いつつ

かなりの急斜面と見え、滑ったら一溜りも無さそう・・。

それでもいつかは登ってみたいものです。


山頂を後にし、来た道を下ります。急斜面を下るのもかなり苦労しました。

`意外と下山の方が足の疲れを感じやすいです。足を休ませながらゆっくり歩き、無事に下山!


下山後は、飯豊梅花皮荘の温泉で疲れを癒しました。

温泉からも飯豊連峰を眺めることができ、山頂の眺めを思いだしながら湯を楽しめました。


さて、今回の倉手山登山、前々回の百石山と似て、かなり急登の多い低山でした。

しかし、山頂からの飯豊連峰の眺めは素晴らしいです。秋冬の空気の澄んだ時季に登れば山頂からはさらに遠くを見渡せそうです。

飯豊登山に向けたトレーニングを行いながら、山頂で飯豊連峰に思いを馳せることのできる満足度の高い登山でした。


今日はここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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