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みんなどこかはマイノリティ

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人間、だれでもマイノリティの部分を抱えていると思います。その他大勢と違うところを認めたり、見られたりするのが怖くて表に出していないだけで。
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恋愛感情なしでも結婚できます。パートナーがいるって、いいものですよ。

結婚を考えている人はたくさんいます。 結婚したいと思っている人で、世の中あふれています。 結婚、同性同士の場合は「結婚制度」はまだ整っていませんが、 いずれにしても誰かと生活を共にすることはいいものだな、 と実際にしてみて思います。 結局、結婚は義務ではないので、いいか悪いかなどその人の感じ方次第だし、わたしは実際に自分が結婚、共同生活をしてみて「良い」「おすすめ!」と感じている派です。 形が「結婚」かどうかは別にして、 わたしは生活を共にするパートナー、共同生活者がい

結婚に恋愛感情はいらないし、Aセクでも結婚できるよという話。

結婚に恋愛は必要かということについて、あるところで発言したらそれなりに反応があったのでそれについて書いてみようと思う。 結論から言うと、恋愛感情はなくても結婚はできます。 だいたい、少し前まではお見合いとか、親が決めた結婚とかで、家系の維持とか働き手の確保という目的で当たり前のように結婚という形式がとられてきたわけです。 そういう流れの中で、個人の尊重とか自由を求める動きがあって、大きな社会というものに対して一個人の幸福みたいなことが叫ばれるようになったのではないかと思

マイノリティの側になるのは簡単

マジョリティとマイノリティの線引きは、 正常と異常の境界線みたいに結構曖昧。 わたしがいつもマイノリティの側に味方をしたくなるのは、 自分の中の一部分にそれを携えているのを理解しているということもひとつある。 そしてそのラインを決めるのはいつも他人だ。 人は本当は自分でその線引きを無視して自由に堂々と自分をそのまま体現しながら生きて行けばいいのに、どうしても他人を比較したり、周囲の中での自分の立ち位置を考えてしまう。 特に日本では個人よりも周囲との和とか、列を乱さないよ

LGBT・マイノリティで町は消滅しない。むしろ少子化に歯止めを。

今回の足立区議の謝罪で思ったこと。 ※少子高齢化の対応について「L(レズビアン)やG(ゲイ)が法律で守られているじゃないかという話になったら足立区は滅んでしまう」等の発言に対し、多くの批判が集まった件。 LGBTの当事者を含むたくさんの人たちが、 「#私たちはここにいる」というハッシュタグをつけてSNS上で投稿していました。 こういういうことを普通に、当たり前に暮らしている人がわざわざ発信しなければならない社会がそもそもおかしい。 いたって当たり前に大事な人と生

みんな、生き切るために生まれてきた。セクマイも、その他の人だって。

わたしは自分が「Aセク」という部類に属しているらしいと意識してから、はじめてLGBTとかセクシュアルマイノリティとかの言葉を知り、理解を深めた口です。 なにしろそれまではそもそも自分が何かの少数派に入っているなどとは夢にも思っていませんでした。 以前からどんな分野においても、わりあい少数の方とか弱いチームなんかを応援してしまう傾向はありました。 「人、数少ないのによくやっているな。頑張れ!」「一点でもいいから返せるようにがんばれー」とか。 どこか肩入れしたくなるような。

ひきこもりって、少しもマイノリティじゃない。

内閣府が2019年に調査したいわゆる「ひきこもり」(自宅に半年以上閉じこもっている状態)の40~64歳が61万3千人、15~39歳は54万1千人。 合わせて約101万人もの人が「ひきこもり」状態になっている。 今さらながら、これって相当な数ではないですか? 日本の人口約1億2千万人の中の101万人ですよ。 正直、以前まではほんの一部の人に限られていると思っていました。 もちろん対外向けに家族で隠している場合が多いだろうから想像よりはもっといるんだろうな、とは予想していま

いわゆるLGBTQIAのA

少数の者に味方をしたくなるのはいつものこと。 弱い立場、負けているチームに肩入れして応援したくなるのもいつものこと。 あらゆる「しきり」 例えばそれは時間であったり、空間であったり。 ―そういう、時代や世界の中での国を超えた場所を意味するのだが― 例えばそれは老若男女。 ―そういう、その人がどういった人間かを、外見から判断し説明するうえで有効となる基準を意味するのだが― そういった「しきり」とやらを、 可能な限り取りのぞいた後に残されたものだけで感じあえる部