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クー珈琲のロゴは猫とコーヒーの木がモチーフ。国産珈琲の未来について。

こんにちは。オンラインでコーヒー豆を販売しているクー珈琲のかばです。

今回は、クー珈琲のロゴに込めた願いをつらつらと書いていきます。今はまだまだ実現できていない野望、願いについてです。皆さんがロゴを決める際の参考にして頂いたらと思います。

クー珈琲のロゴは猫とコーヒーの木がモチーフ!

まず、クー珈琲のロゴは2種類あります。豆袋に印刷する用の長方形verと、SNSに使う円形verです。

長方形Ver
円形ver

イマドキ、SNS用も大切ですからね。
フォントの話は割愛しますが、デザインとしてはコーヒーの木の根元に空を見上げている猫がいる構図です。

私がロゴを決める際に重視したのは、コーヒーの木。その名の通り、コーヒーの実がなる木です。私は2020年くらいから苗を購入して育てています。最近は豆から発芽させたやつもあります。
合計10本ちょっと、収穫まで5年ほどかかります。しかも収穫量は1本の木から400g/年くらいしか取れません。少ない!

育てているコーヒーの木(2022夏)
植え替え時の写真

私の野望は、「自分で育てたコーヒーの木からコーヒーを収穫して、自分で焙煎して、最高の1杯を作り出す。分かち合う。」です。
これがクー珈琲の野望であり、ゴールのようなものです。

まず、日本の農業課題の側面からのストーリー。
日本の農業従事者の減少、耕作放棄地の増加など、日本の人口減少に伴って、農業は厳しい状況にあります。

もちろん、農業従事者の減少自体が悪いと断言できませんし、日本の人口の減少を止めようとも思いません。何より、飽食なこの時代に生きているだけで、先人に対する感謝があります。

一方、「日本の食をもっと豊かに面白く」と言うテーマを掲げている私にとって、日本の農業とコーヒーの木は相性抜群だと考えています。

まず、日本がコーヒーを大量に輸入している国だと言うこと。日本のコーヒー消費量は世界第4位です。そしてそのほぼ全てを外国から輸入しています。

コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる地域で生産されています。南緯25度〜北緯25度を指します。つまり日本は沖縄など一部地域を除いて、コーヒー生産に適していない土地です。

日本のお米の消費量は江戸時代から1/3ほどになっていると言われていますが、農業で重要なことは消費者がどれだけいるかです。
コーヒーをこれほど飲んでいるのに、ほとんど外国に頼っているなんて、ちょっと国産珈琲頑張りたいですよね。

というか、シンプルに国産の美味しい珈琲飲みたくないですか?

日本の珈琲生産は盛り上がりつつある!

ちなみに、日本におけるコーヒー生産は盛り上がっています。
まず、ネスレや味の素AGFのような大手企業は沖縄や鹿児島県徳之島など、珈琲生産に適した土地でのコーヒー農園を応援しています。

さらに、凍結解凍覚醒法と言う手法によって岡山などでコーヒーを栽培している農家もあります。(私はまだこの辺の科学的根拠は追いかけきれていませんが)

何より、希少性が高いので市場に出れば売れるらしいです。ただし、収量がそこまで多くないことや、品質はまだまだと言うのが私のよく聞く話です。

この国産珈琲の流れは今後も続くと思います。コーヒーの栽培に関する技術の向上と、何より日本人が得意とする品種改良による栽培特性、品質の向上を実現していけば、将来的に海外に輸出できるような品質のコーヒーを生産できるのも夢ではないと、私は思っています。

となれば、必然的に珈琲栽培に関する農業機械の需要も増えると思います。日本発の珈琲栽培農機を世界に売り出すのもめっちゃ面白そうです。

国産珈琲をもっと発展させていきたいという願いのもと、クー珈琲はコーヒーの木をロゴに入れました。
誤解のないようにですが、決して外国産のコーヒー豆が嫌とかではありません。ただ、国産のコーヒーと言う選択肢があること自体が、豊かだと思うからです。

と言うわけで、将来的にクー珈琲は国内に農園が欲しいです。欲しいなあ、珈琲農園。

クー珈琲のロゴの猫の名前はクー

クー珈琲のクーとは我が家の猫の名前です。アメリカンショートヘアのクーです。
クーのおかげで我が家の困難を乗り越えられたことも多いので、感謝してもしきれないような恩のある猫です。

クーは空の音読みでもあります。現代社会において空を見上げる機会がどんどん減っているように思います。
「コーヒーで、ほっと一息、空見上げ(五七五)」を私自身、大切にしたいですし、皆さんにも大切にして欲しいという願いでもあります。
早く駆け抜けるだけが人生じゃないと思います。日々の一杯に感謝して楽しみたいと思います。

このようなロゴに込めた思いを実現できるように、日々頑張っていきたいと思います。この記事を書いて、改めてそう思いました。

少しでも皆さんに何かが響いたら嬉しいです。
今回はここまで。次回のテーマは「ブレンド珈琲の作り方、プレミックス、アフターミックスについて」です。お楽しみに!

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