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食洗機が壊れた話

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20年ものの食洗機がとうとう壊れた。

上の子が生まれた時に家事が大変でなくなるようにと買ったもの。

息子が再来月成人するとなった今壊れた。

ちょっと前から息子は、自分の食べた食器を自分で洗うルールを下の子にも言い渡した。

そこからボチボチ手洗いの生活が始まっていた。

きっと役目が終わったんだろう。

食洗機は使わないでやっていこうと家族で決めた。

私にとっては大きな革命。

息子とふたりで大掃除して、ニトリで小物家具を買ってきてセッティングした。

すごく、食洗機でいっぱいだったシンク左側が広くなって
シンクに被さるよう天板も置いていたのを取り払って
流し台も狭かったのが広々になった。

隠れていた窓も見えて明るくなった。

わたしはミニマリストでもないし、おしゃれインテリアには程遠いけれど、このごちゃっとして便利な私の城がだいすきになった。



すごく、今この台所が好きな場所に見えたので写真を撮った。



台所は私の戦場だった。

一日三回、暑いときは汗だくになりながら猛烈に食事を作り続けた場所だ。家族とうまく行かなくて私が立てこもるように一人になれる場所もここだった。

ここに絵の道具をたくさんおいて立ちながら絵を描いていたころもある。

この場所は私一人の場所だったし思い出もいろいろあるのだ。

でも今は息子が手伝ってくれるようになり、

息子も使う台所になった。すごく散らかって立て込んでいた山積みだった台所はだんだん綺麗に使いやすくなっていった。

そうやってどんどん、私一人の場所ではなくなり、必要なものも変わっていったのかもしれない。


思えば、下の子が赤ちゃんじゃなくなった頃に乾燥機付きドラム型洗濯機が逝ってしまったのもお役目が終わったんだと思う。

これも上の子が生まれたときに買ったドラム型洗濯機。

代わりのものは同じような高額なものは買えなかったけど

それ以来、苦手だった物干し竿に干すことを頑張ってる。こちらは娘がいつも手伝ってくれる。


子供たちも家事に参加してくれて
うちは良い家庭だなぁ。


そんなことを思った2020年冬のひとときでした。

#食洗機が壊れた話
#日常

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