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スコーンと梅ジャム(母作)

出産後しばらくは産じょく期という期間で、からだを休めて安静にする期間だということでお菓子作りから離れていた。2㎏の薄力粉の袋を持ち上げたり、吊り戸棚のいちばん上に入ってるハンドミキサーをひっぱり出してきたり、ムリな姿勢とかおなかに力が入る動きとかけっこう多いし(というか座ってるだけ立ってるだけでお腹の筋肉ってこんなに常に使ってるんだって知らなかった)、とにかく動かないようにしていたので台所にもほとんど立っていなかった。

母から手作りの梅ジャムをいただいた。毎年この季節になると作ってるみたいで、前は梅酒を作ってたような。

せっかく美味しいジャムがあるなら、美味しいスコーンが必要だなということでめちゃんこ久しぶりにスコーンを作った。久しぶりの薄力粉の2キロの袋、久しぶりのベーキングパウダーの缶、塩ひとつまみ、バターを小さめの四角いカット、牛乳にきび砂糖を少し、おなかをかばってそろーそろーと混ぜて混ぜて、でもスコーンはほかのお菓子より適当でいいからいい加減でやめる。久しぶりの型、久しぶりの生地を薄く伸ばす、丸くくり抜いたらトースターで15分。

このレシピが本当に便利。簡単だし、焼いているときのいい香りはわくわくして、何度も焼いてるのに焼くたびになにか新しいことをしているみたいなすんっとした気分になる。クロテッドクリームが欲しいけど、そこまで頑張らなくていっか、スコーンと梅ジャムで素敵なお茶ができました。

産じょく期は産後2ヶ月までという話とか3ヶ月までという話とか色々あるので出来るだけ長い期間を休もう。なるべく動かず寝て過ごしていた方がいいみたいなので、産後のみなさま産んで3ヶ月間は赤ちゃんのお世話とか必要なことをやったらあとはじっとしていましょう。

いまもう3ヶ月を3週間ほど過ぎたけれど、帝王切開の傷はまだたまにチクッとする。最初は怖くて見ることも出来なかった傷は痛々しくて、もともと赤い黒い口が開いていたようで、跡が残らないようにレディケアとかテープとか貼ったりしていたけれど、跡が残ったら残ったでそれは結構勲章とも言えるかもと思うので近頃は何も貼らないで放置してる。赤ちゃんが大きくなっておしゃべりできるようになったらここから出てきたんよって教えたらいいかも。


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