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聴覚障害者の将来の稼ぎは少ない?

今日は難聴の小学生の死亡事故の裁判について紹介します。
こんにちは、くつばこのうたです。GWもあっという間に過ぎ去ってしまいましたね。やりたいことは何個かあったんですけど、結局、読書を少ししたくらいで終わってしまいました。

いつも通り、記事を貼っておきますので、出来るだけ元の記事を読んでください。

☆記事の概要

今回の記事をさらっとまとめると、難聴の小学生が交通事故に巻き込まれ亡くなってしまいました。小学生側に過失はなく、運転手がてんかんを隠して運転免許を取得し、運転中にてんかんの発作が起きてしまったことが要因でした。そして、遺族は民事裁判で損害賠償請求を行いました。そこで、被告側が小学生は難聴だったので、将来稼ぐであろう金額は平均の40%とすべきと主張したそうです。

☆議論の前提

ここで前提が2つあります。1つ目に今回の裁判は、逸失利益という考え方に基づいていて、小学生が今後稼いでいたであろう金額を加害者側が被害者に支払う金額を決めることです。2つ目として、小学生などの義務教育の間は私立学校に通ってる、公立学校に通ってるなどについては考慮せず、男女の収入平均などを元にして、一律で額が決められているということです。

☆収入に差はあるのか

まず考えなくてはいけないのは、難聴の人が稼ぐ額は健聴者の人が稼ぐ額に比べて違いがあるかどうかです。これに違いがなければ被告側の主張は成り立っていません。しかし、この点に関しては正しいといえそうです。聴覚障害者だけの数値は出てきませんでしたが、身体障害者全体で見た時に6割程度であることから、有意差はありそうです。しかし、40%というのはかなり疑問がある気はします。

☆個人的な感想

このあとどうなるかに関しては、法学部でもない一大学生としては裁判の判決が出るまで分からないとしか言えません。でも、大学生とか社会人になると、その人の学歴や職歴、現在の収入などを考慮されることを考えると、しょうがない部分がないとは言えないような気もします。でも、私立学校に通ってる、公立学校に通ってるなどを考慮しないのだとしたら、少なくとも義務教育の間は一律のほうが筋が通ってるような気もします。個人的には、義務教育の間は一律、高校生で少し変化して、最終的に医学部の生徒になったら跳ね上がるという今の仕組みに矛盾を感じなくはないですけどね。ちなみに、東大生とかは大学全体ですよね。まあ、障害者を理由とする差別にあたるかと言われると、合理的な区別という意見に一定の理解を示さざる終えない気もしますね。命の価値は一律じゃないと、今のところなってるので。

どうでもいいといわれるとそうかもしれませんが、記事に貼ってあった動画を見る限り、聴覚障害者を持っている人の中では発声はとても綺麗だと思います。でも、「ふつう」の聴者がすらすらと読み取れるかと言われると、難しいような気もします。うた自身は読み取れてしまったので、本当に「ふつう」の聴者には聞き取れない?って言われると分からないので、良かったらコメントください。

参考資料


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