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ろう者の役はろう者がすべき?

今日は、聴覚障害者が出てくるドラマや映画の登場人物について、少し話をしたいと思います。

こんにちは、くつばこ+のうたです。朝9時に大学に行くように外出するの、全然なれません。まあ、今まで一時たりとも、朝9時から大学で授業を受けたことがないので、しょうがないんですけど。(ほんまか?)

☆ろう者の役はろう者がすべき

日本にも、海外にも、ろう者や聴覚障害者が出てくるドラマ、映画はそれなりに制作されています。マイノリティを出すことで、見る側の感動を誘いやすいとかあるのでしょうか。人口比とは比較にならないくらいよく出てくる気もします。
そんな中、よく聞く話として、ろう者の役を健常者がしていると、批判されることがあります。健常者の手話が日本手話じゃないとか、わかりにくいとか、手元だけしかマネできてない的な。あるいは、中途の聴覚障害者を扱っているドラマなのに、手話で主に会話をしているみたいな。中途の人は話せるので、意思表示をするときには声を使いがちですからね。もちろん、手話主体の人もいるとは思いますけど。こんな風に聴覚障害者がドラマの登場人物として出てくると、必ずと言っていいほど話があがります。

☆でも、役者ってそういうもんでしょ

でも、ちょっとここで立ち止まって考えてほしいんです。ろう者や聴覚障害者をきちんと知ってもらうことも必要かもしれません。しかし、役者は自分と違う人になりきって演じる、っていうのが仕事ですよね。例えば、エンジニアが出てくるドラマであっても、エンジニアじゃなくて役者が演じるわけです。もちろん、役者が演じるために、ちゃんと背景知識を入れることは大事ですけど、ろう者が演じないだけで文句を言うのは違う気がするんです。

☆聞こえない、手話だけじゃないことを

聴覚障害者のイメージを、聞こえないとか手話しているとか、そういう一辺倒なイメージを植え付けるドラマでなければ、いいのではないでしょうか。日本手話になってないとか、顔の表情がうまく使えてないとか、小さいこと(っていうと怒られそうですが)はいったん見なかったことにして。そんなのより、親近感を持ってもらえたり、難聴っていう人たちもいるんだよとか、電気を点滅させて知らせるみたいな、ちょっとした工夫を伝われば十分な気がしています。

ということで、今日はろう者が出てくるドラマについての話をしました。当事者じゃない人が何を言ってるんだって言われそうですけどね。個人的に、時々引っかかってる話題でした。

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