見出し画像

貧困を肌で実感した話

こんにちは、うたです。大学くらいですよね、こんなにまだ日常を取り戻せていないの。そろそろ、大学に行きたくてうずうずしてます。今日のnoteはいつもと違って、「障害」から少し外れて、貧困の話をしようと思います。

☆Rちゃんとは?

貧困の話題が出ると、僕は必ず思い出すRちゃんの話をしたいと思います。僕が小学校5年生か6年生の時、Rちゃんとは席が近く、授業中にたわいのない話を良くしていました。それこそ、昨日の夜ごはんとか、昨日家でむかついた話とか。本当にどうでもいいものがほとんどで、もちろん会話のほとんどは記憶にありません。でも一つのエピソードだけは今も心のどこかにずっといる、そんな感じです。今日はそのエピソードについて話していきたいと思います。

☆小学校の時の何気ない一言

いつも通り授業中に先生の話を聞きながら、くだらない話をしてました。その時にRちゃんがポロっと喋りました。「昨日、水道止まったんだよね。だから、急いでお母さんが払ってきたみたい。」それまではテレビとかでしか見ない、実感することの無かった貧困。でも、貧困はすぐ近くに存在しているんだ、ということに気が付かされた瞬間でした。もしかしたらその時、ちょっと弱音をこぼせるいつもの相手がいなかったのかもしれません。多分、Rちゃんはその時のことを覚えていないんじゃないかなと思います。それでも、僕には印象に残っている言葉でした。でも今ではさらに強く印象に残っています。それは、小学校を卒業したあとのもう一つの出来事とリンクしているから。次はその出来事について話しますね。

☆高校生の時に再会

当然ですが、中学受験をした僕はRちゃんとは別の学校に通うようになり、それ以降心の片隅にある、その程度でした。中学受験をして入ってくるような学校なので、同級生に貧困を感じることはありませんでした。高校に上がり、高2の冬。部活も引退し、塾がない日は少し早い時間に帰ってくるようになりました。うちの家族は仕事で母が夕ご飯を作る気力がない日に、外食に行くことが普通にあります。その日もいつものように100円寿司に行き、好きなものを食べて会計へ。その時です、店員さんが手を振ってきました。僕は驚いて、目を上にむけると、小学校以来会ってなかったRちゃんがいます。この時、とある簡単なことに気づいていない自分にびっくりしました。僕の中ではアルバイトは大学生で社会勉強のためにやること。中高の5年間でそんな固定観念が出来ていました。しかし、実際には高校生の時から、お金のために働いている人もいる。こんな簡単なことを忘れていたのに仰天したのです。これ以降、小学校の時の出来事が心により一層強くなりました。

☆大学生になってみると?

今思い返してみると、色々なことを思いますね。小学校の時には知らなかったけど、塾1日で水道料金1月分以上。驚きですね。高校生がバイト5時間しても、塾3時間分にしかならなかったりとか。これが貧困の連鎖なんだなって強く感じます。自分は格差拡大させている立場なのかな、と今書いていて少し反省。まずは、このnoteで誰かか少しでも貧困について考えたら、ほんの小さな第一歩歩めたかもですね。では、また会いましょう、またね~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?