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慈恵病院の「お願い」?

こんにちは、くつばこ+のうたです。体重が受験終わってから単調減少だったんですけど、この間、測ったらリバウンドしてました。ちょっとショックです…
昨日はさらっと『明日、ママがいない』を紹介したので、今日は当時の批判について話をしたいと思います。

☆慈恵病院の「お願い」?

個人的には、『明日、ママがいない』は日本社会の新たな一面を考えるきっかけの良いドラマでした。しかし、このドラマは1話を放送した後から批判がたくさん来るようになります。芦田愛菜ちゃん演じる主人公の「ポスト」が預けられたとされている、赤ちゃんポスト。赤ちゃんポストは実在のモデルがあり、それが熊本県の慈恵病院です。そして、その慈恵病院が「お願い」をしました。その「お願い」は問題の箇所として、大きく2点の内容を挙げています。

☆あだ名が残酷

児童養護施設、こがもの家の子ども達は「ポスト」「ロッカー」「ドンキ」などのあだ名で呼ばれていて、自分たちからもそのように名乗っています。「ポスト」は赤ちゃんポストに赤ちゃんの時に預けられたことから。「ロッカー」はコインロッカーに捨てられたことから。そして「ドンキ」は母親が交際相手を鈍器で殴ったことから来ています。こどものつけるあだ名は時に残酷なあだ名をつけてしまうことがある、っていうのを体現しているようですが、これが問題だ、というのです。赤ちゃんポスト(慈恵病院としてはこうのとりのゆりかご)に預けられた子どもは今までに150人を超えていて、それらの子ども達が「ポスト」というあだ名で呼ばれるようになったら確かに大きな問題のように感じます。

☆子ども達をペット扱い

ドラマの中の一つのシーンとして、施設の子ども達に施設長が次のような発言をします。

よしっ!泣け。
どうした?
芸のひとつもできないのか。
そんなことじゃ、もらい手はつかんぞ。
いいか?
ここにいるお前たちは、ペットショップのイヌと同じだ。
ペットの幸せは飼い主で決まる。
飼い主はペットをどうやって決める?
かわいげで決める。
時に心を癒すようにかわいらしく笑い、時に庇護欲をそそるように泣く。
初対面の大人を睨めつけるようなペットなんざ、誰ももらってくれない。
イヌだって、お手くらいの芸はできる。
分かったら泣け。
泣いた奴から食っていい。
きたなく泣く奴があるか!
かわいげを見せろと言ったんだ。

ここでは子どもをペットショップの動物扱いをしています。自分たちの手で拾ってもらえるように、かわいげを求めているようです。(個人的にはペットショップというより、捨て犬扱いな気が…)もちろん、今の世の中でこのような指導をしている児童養護施設はないです。それでも、これらの表現が施設に入居している子ども達が誤解される原因を作りかねない。それらを問題視しているようでした。
ということで、今日は当時の慈恵病院の「お願い」について紹介しました。これらは第1話だけ見ても分かるので良かったら見てみてください。

☆参考文献

http://jikei-hp.or.jp/tv_mama/(2020/10/12閲覧)
http://jikei-hp.or.jp/tv_mama2/(2020/10/12閲覧)


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