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「新拠点、つくります」とビジネスのはなし

大変ご無沙汰しております。
株式会社SlowFast代表の谷口です。
当社が運営している子ども靴の定額制レンタルサービス「Kutoon」ですが、この度新拠点を構えることとなりましたので、本プロジェクトに関する内容をnoteにまとめることといたしました。


1、自己紹介およびサービス案内

改めまして株式会社SlowFast代表の谷口昌優と申します。
当社はすぐにサイズが変わってしまう子ども靴の定額制レンタルサービス「Kutoon」を運営しており、現在はオンライン注文をメインとして日本全国400名強のお客様にご利用いただいております。

今後はオンラインだけでなくオフラインにも注力し、OMO(Online Merges with Offline)でサービス展開を進めます。

新拠点の場所は東京都墨田区錦糸町駅から徒歩10分ほどに位置し、人通りもほぼない静かな場所です。
おそらく元々は車庫として使用されていた建物で天井が低いのが特徴です。
大人は油断していると頭をぶつけそうな天井高ですが、子どもであれば走り回ることができる秘密基地のような作りをイメージしています。

2、新拠点を作る理由

大きく3点ありますので、それぞれ説明していきます

オペレーション改善

在庫が日々増え続け、完全にパンクしていました。
オペレーションエクセレントとは程遠い、常にどこかにムダがあるそんな状態です。
オペレーション能力は当社の根幹なので、寄付による在庫確保から洗浄、撮影、採寸までの流れを改善することは急務でした。
今回の新拠点で自分たちが理想とするオペレーションモデルに一歩近づくことができる見込みです。

来店型モデルの構築

これまではネット注文・全国への配送がメインでしたが、この拠点をテストモデルとし、来店型の運営を強化します。
お客様にとっては実際に履ける・色々試せる・子どもが自ら選べるという価値をご提供します。

採用能力強化

今後は子育てママを中心にアルバイトスタッフの採用をしていきます。子どもが夏休みの期間や体調が悪くなった時にも一緒にいられるキッズスペースを設けることで、安心して働ける環境をつくります。

3、新拠点に対する考え

当社のビジネスは在庫を抱えるモデルであるため、倉庫拠点が必要となります。「倉庫は地方でいいでしょ?」という意見もこれまで多く言われてきましたが、谷口の感覚としては今はオペレーションの最適化を目指し、自分たちで日々改善することが重要だと思っています。

ただ倉庫利用のみだとコストセンターになってしまうので、そこで利益を生む必要があるというのも私の考え方です。
そのため今回はしっかりと店舗機能も持たせ、靴のレンタルはもちろんですが、靴のクリーニングや靴の修理サービスの受付も行う予定です。

そして約1年間物件を探し続けました。
探し始めた頃は20坪ぐらいの大きさで考えていましたが、時間が経過するにつれ在庫数も増え続け、最終的に40坪のスペースを借りることとしました。

そして坪単価6,000円という奇跡の物件と契約することができたのですが、初期費用の高さにうなされる日々を過ごしています。

なお倉庫拠点と営業拠点を同じ場所にするという考え方は前職の日通時代に学び、非常に理にかなっていると感じています。これまでの経験や知識は意外なところでつながるなと感じる日々です。

4、谷口なりの判断

移転にかかる初期費用としてざっくり500-700万円ほどかかる見込みです。
リアルに挑戦するにしてもお金かけすぎじゃないか?と思うかもしれません。
それはその通りだなと感じています、ただどうしても場所は必要で、シェアオフィスとかで済むモデルではないので、いずれ必要になる経費であると考えています。

その中でも私の中では3つのポイントがありました。

粗利にこだわる(送料なんとかしたい)

ネット対応のみだと送料負担が非常に重たいのです。都内ユーザーの方が配送モデルから来店モデルに変わったら粗利率が大幅に改善されます。
当社では売上総利益率の目標数値を75%と定めています。これをクリアすれば問題なく黒字化できます。

ダメだった時のリカバリー方法

仮に今回のOMO戦略が鳴かず飛ばずだった場合でも、なんとかなる前提で動いています。拠点はあくまで倉庫として活用し、発送拠点のオペレーション改善への投資と割り切ることもできます。
実はこれまでの多数のレンタル倉庫を借りており、実際の月額家賃負担に大きな変化はありません。拠点を一つにまとめることでオペレーション体制は大幅に改善ができます。

次のビジネスへの布石

(株)SlowFastでは現在子ども靴のレンタルサービス「Kutoon」と宅配型靴クリーニングサービスの2軸で売り上げを立てています。
今年は子ども靴のD2C販売にもチャレンジを計画しており、これもまた在庫を抱えるモデルなのです笑
そのため広めのスペース確保は今後当社が成長する上で必須の条件でした。
D2C販売のビジネスではすでにサンプルも仕上がり、遅くとも来年4月には一般発売できる見込みです。
ぜひ楽しみにしていてください!

こちらの新規事業についてはASACやSICでの支援なしでは実現できませんでした!ありがとうございます!

5、ご協力をお願いいたしこと

最後にお願いがあります!

今回の新拠点設立に対してご支援いただけませんでしょうか。

8/21(水)よりクラウドファンディングを実施しています。

自己資金や借入で全ての費用を賄うという選択もありました。
ただ自分たちだけでやるよりも、皆さんの力を借りた方が、より良いサービスの提供ができると悟りました。

どうか皆さんで少しずつ支えてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。

株式会社SlowFast
代表取締役 谷口 昌優


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